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在宅勤務でも、会社のメンバーと円滑に仕事を進めるために、ChatGPTに協力してもらった話

こんにちは。ke1nyです。

働き方改革により、在宅勤務で主にBIツール(MotionBoard、PowerBI)を使って、データを可視化するエンジニアをしています。

普段はデータ抽出、加工、変換、次のアクションに繋げられる見える化を表現することに従事しています。

BIツールで開発しているときは、在宅勤務なので当たり前かもしれませんが、1人で作業することが多いです。

会社のメンバーと同じプロジェクトで開発することがあっても、別々の画面を開発するので、チームで働いているけどチームで動いていないと感じることもあります。

まぁ人によっては、それが寂しいとかあるかもしれませんが、私にとっては好都合で、1人の方が高パフォーマンスを発揮できるし、何より対面がないので、ストレスはほぼないです。在宅勤務最高!!!

…とは言うものの、1人で解決できない問題に衝突したときは、仲間の協力は必要です。ただ、それも在宅勤務の壁というものは存在し、仲間が仕事に対してどう考えているのか、時々読めない場合があります。

そのまま放置すると、組織能力は低下していきますが、私の勤めている会社では、そうならないように色々な工夫をし、新しい働き方ノウハウを蓄積しています。

その内の一つ紹介させていただき、参考になれば嬉しいです。

ChatGPTに何をしてもらったか?

結論から申しますと、ChatGPTに仕事で起こり得るシチュエーションのシナリオを考えてもらい、そのシナリオに対して「もし自分がその状況に置かれたら、どう行動しますか?」ということをメンバー1人ずつ意見を出してもらい、考えを共有していく。というものです。

シナリオは自分で考えれば良いのでは?

たとえば、仕事で起こり得るシチュエーションを人が考え、それを他の人に共有や提案すると、どういうことが起こるかというと・・・必ず反対勢力が出てきます。笑
あと、しょうもないことを言って時間を無駄に削る輩も出てきます苦笑

これは、人間の本能に組み込まれているらしく、人が新しいことを提案すると、それを否定する心が出てくるそうです。日本人は集団圧力が強い人種ですから尚更ですが、そのせいで失われた30年が見事な成果を出したのかもしれませんね。

ChatGPTが登場する前までは、人がお題を考えていました。お題を毎回考えるのは、しんどいですし、せっかく考えたのに反対勢力が出てきては、労力の無駄ですよね。なので、そういう反対勢力の圧力を抑制する形で、AIに人柱になってもらおうと考えました。

メンバーと円滑に仕事できるようになったの?

この取り組みを2週間くらい毎朝実施することで、チームメンバーの仕事に対しての人となりを再確認できて、程よい距離感で業務は円滑に進んでいます。ChatGPTにシナリオを作ってもらうことで、その内容に関しても「まぁAIが作ってるし、こんなもんだよね!」と楽観的に捉えられるので、新しいことを提案することに対して、AIに人柱になってもらうのは良い方法だなと思っています。

まとめ

ChatGPTに、仕事で起こり得るシチュエーションのシナリオを考えてもらい、その内容を基に「もし自分がその状況に置かれた場合、どういう行動をとるべきか。どうしたら最適解を見出せるのか」ということを、チームメンバーで語り合う。
実施する効果として、コミュニケーションより前段階の人となりを知れるので、円滑に業務が進みやすくなる。

他の取り組みについても、アイデアが思いついたら、ChatGPTを使って良いとこ取りで取り組んで提案しています。

今回の話は技術的な話というよりは、人財マネジメント的な組織力を強化するための取り組みを紹介させていただきました。

AIの進化は素晴らしいですね。使う人のモラルにもよりますが、今後もさらにAIが発展して、失われた30年を取り戻すというよりかは、そんな古い考えが通用しない時代・働き方が増えて、ハッピーになれる時代がきたら良いなと思ってます。


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