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街中アート

今日は日曜日。午前中は、アイセックのマネージャーが日々のふりかえり、学びや気づきのグルーピングなど、内省を手伝ってくれました。

アイセックでは研修生に1~2人ほどマネージャーがついて、インターンシップを充実させるためにサポートしてくれます。コンサル、といって、週に数回向き合ってくれます。本当に心強いです。

昨日買ったパンに、レタスや目玉焼きをはさんで食べました。ハード系のパンで、本当に美味しかったです。

パンの横に写っているのは、出国前に買ったスウェーデンの本で、これを読むとスウェーデンがますます好きになります。最近出版されたもので、日本とスウェーデンの国交150周年を記念して150の魅力が詰まっています。スウェーデンが気になる人はぜひ読んでみてください。

そんなこんなでいろいろと考えていると、自分のなかで死ぬまでにやりたいこと、というものが1つ見つかりました。今はwantでしか考えていないので、まだまだ仮説ですが。また別のときにかきます。

午後はみとちゃんと美術館へ行くことにしました。私の最寄り駅はbredängといいます。この絵の秘密に気づいたとき、本当に感動しました。スウェーデンの駅はどこも本当に面白いです。

美術館へ行くためにおりた駅はこんなふうになっていました。何を表しているんだろう。

美術館へ行く途中、ひときわ存在感を放つ建物があって、敷地内に入ってみることにしました。鐘が鳴って、中に入れることが分かったので入ってみることにしました。

ここは教会のようです。中にはオーケストラの人たちが演奏をしていて、一般の方は座って自由に聴くことができるようになっていました。指揮者の方が、「自由に聴いてくださいね。あちこちを歩いてみても面白いですよ」と私たちを含め座っている人々に声をかけていました。

演奏は本当に心地よくて、時間もお昼の15時頃だったので少し眠ってしまうほどでした。この人たちを撮るとなんでこんなにも絵になるんだろう。もし日本人のオーケストラがここで演奏していても、同じ感動を味わうのかな、と考えると、私はまだまだ色眼鏡をかけているなと思いました。

眠ってしまっていた私にみとちゃんが声をかけてくれて、教会を出ました。歩いていると、馬がこっちに向かってきました!写真を撮ってあげるといってくれて、馬と一緒に写真を撮ってもらうことができました。

みとちゃんが話していたのですが、スウェーデンの子どもたちはよく馬が好きと言います。そういえば、私が動物のイラストを子どもたちと描いて遊んでいたときも、1番最初に馬を描いてと言われました。

北欧で有名なダーラナホースが関係しているのかもしれない、と思いました。北欧ってトナカイとかをよくイメージするけど、馬も重要な動物なんだな、と再認識しました。

街並みはどこを撮っても本当にきれいです。私はまだ乗ったことはないけれど、ストックホルムに点在している島々には、電車やバスを利用するときに使うカードで、ボートに乗って移動できるみたいです。いつか乗ってみたい。

国立美術館に着きました。厳か!ここは無料で誰でも鑑賞できるので、たくさんの人が足を運んでいました。

どの作品も興味深かったです。作品には、スウェーデン語だけでなく、英語の説明文も添えられています。

ベビーカーも並んでいて、スウェーデンはやはり福祉国家だと改めて感じました。街を歩いていても、電車に乗っていても、ベビーカーを押す人をよく見かけます。お父さんが押している姿も珍しくないので、そこがまた素敵だなと思います。

私は美術に詳しくないけれど、こうして美術館にいると、細部の技法やこだわりの秘密を知りたくなります。こうやってスウェーデン人の感性は磨かれていくのかもしれない。

世界史で習った彫刻もたくさん見つけました。複製ではあるけれど、こう見るとぜひ本物も見てみたい、という気持ちになります。

私がベルリンからストックホルムまで利用した飛行機の絵もありました。かわいい。

黄色、青、紫、緑、赤、白、と各部屋はいろんな色の壁で統一されていて、次の部屋にいくのが楽しくなる仕組みになっていました。日本でIKEAに行った時も、同じような気持ちになったので、そういうところもスウェーデンで工夫されているポイントなのかな、と思いました。

入口付近にもどると外の景色がすごくきれいだったので、一度美術館を出て写真を撮ることにしました。緯度のせいか、スウェーデンの空は本当に高いです。

ちなみに、この海(川?)を渡った先にあるのは、ガムラスタンという町で、魔女の宅急便のモデルとなっている町でもあります。先週足を運んだのですが、今にもキキがほうきに乗ってやってきそうな景色をたくさん見ました。

それからもう一度中へ入って、美術館にあったカフェでスイーツを食べることにしました。みとちゃんはベリーのチョコレートがコーティングされたお芋のようなケーキ、私はココナッツのパイのようなものを食べました。美味しかったです。

スウェーデンでは、カフェでも食べ終わったら机においておく光景をよく見かけます。ここはチェーン店のような場所じゃないからか。でも昨日行ったパン屋さんも、こうやって食べたものを机においたままみんな帰っていました。

私とみとちゃんは少し気持ち悪い感覚になったので、横に備えてあったカートに食器を返却して帰ることにしました。

美術館では、シンプルな服を着て、堂々と歩く白髪の綺麗なおばあちゃんを何人か見つけました。私もあんなふうに年をとりたいと思いました。

美術館を出て駅まで歩く途中、夜もスケートを楽しんでいる人を見かけました。みんなうますぎる(笑)家主さんがスケート靴をいつでも使っていいよ、と言ってくれているので、いつかここにきて滑るのも楽しそうだな、と思いました。

帰るときに利用した駅はこれまた不思議な空間になっていました。いったい誰がこんな駅改革を試みたんだろう。どの駅も手がぬかれていないのが本当にすごい。

そういえば、こうやっていろんな駅に訪れているのも、交通費がすべて定期だからこそ、気兼ねなく移動しているからだと思いました。定期なので、休日はせっかくだからどこか行こうという気持ちにもなるし、行ってみたいと思ったときに簡単に交通機関を利用できます。

このおかげで、人々は外出の機会が増えるし、そのぶんそこで何か買い物をしたら経済もまわる。外に出ればいろんな人との出会いが多くなるし、何より寒い季節外に出るのが億劫になって、運動不足になることも防げます。日本も全て定期になればいいのでは。

乗り換えで利用した中央駅のホームのタイルが私はお気に入りです。模様から何か読みとれないかいつもじっくり見ているのですが、まだ読みとれたことはないです。

電車を待っているときには近くに犬がいました。スウェーデンに来て、やたら犬を見ます。犬を飼っている人が多いのかな。

Bredängに戻ってきて、スウェーデンでよく見るコンビニでホットドッグを買って食べながら家まで帰ることにしました。

実はこれ、みとちゃんと私が参加しているプログラム、Education for Dreamを運営しているアイセック東京大学委員会の方が、夏にストックホルムにきた際食べて感動したものらしく、おすすめされていたんです。確かに、すごく美味しかった。また買おう。

家に帰ってからは夜ご飯の支度と洗濯物をみとちゃんと協力しながらしました。この家は団地のようになっていて、共用の洗濯機をみんなで使います。この洗濯する場所が少し遠くて大変なのがこの家の面倒なところです(笑)

みんな、よく洗濯物をいれるためにIKEAの袋をつかっています。

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また明日からは新しい1週間が始まります。スウェーデンの学校では、2月末の1週間がプチ冬(春)休みのようになっていて、子どもたちはウィンタースポーツを楽しむそうです。

なので今週は授業がありません。でもFritidsの時間として、学校は解放されています。今週はどんな1週間になるんだろう。自由な時間が多そうなので、また自由にやりたいことをやらせてもらえたらいいな。

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