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移住地を探せ! 「加賀に行ってきました!」

年末12/27~12/29の2泊3日で加賀市に行ってきました。         
なぜ年末に「加賀」へ?
            
オミクロン株が現れる前の11月初旬、
コロナ感染者が急減していた際に家族が色めき立ち、             
「今ならハワイに行ける!」と年末にハワイ旅行に行く計画を立てました。
ところがご存知の通り、11/30にオミクロン株感染者が国内でも発見され、
帰国後の隔離期間が3日から14日に延長することとなり、あえなく断念。

「じゃあ国内旅行だ!」ということで行き先を検討し始め、                       
結果「加賀」に決まりました。

というのも、私は昨年10月から「地域プロジェクトマネージャー養成課程」
に通い始め、その卒業課題が『4つある自治体(加賀市、ひたちな市、
むつ市、与那春町)の一つに政策提言すること』になっているのですが、  
私の担当が加賀市なので現地視察も兼ねて行くことになりました。

加賀市は歴史もあり、食や文化にも恵まれた素晴らしい町です。     
また温泉エリアが三ヶ所(片山津、山中、山代)に点在し、観光が主要産業
の一つです。しかしながらほとんどの地方自治体がそうであるように、  
加賀市もご多分に漏れず人口減少に苦しんでいます。
1990年の約8万人を境に人口減少に転じ、現在は約6万5千人、                     
30年間で2割近く減少しています。
2014年には「消滅可能性都市」に指定され、約6万5千人の人口にも関わらず
昨年1年間でも千人強が減少し、
遠くない将来、行政サービスが立ち行かなくなる危険性があります。   
そのために近年≪教育、産業、インフラ等≫あらゆる分野においてDX化を 
推進し、スマートシティー化を図っており    
(分かり易い事例は「マイナンバーカード普及率日本一」)       
人口減、税収減による行政サービス劣化を防ごうとしています。

そうしたなか、我が家は3つの温泉エリアの中から片山津温泉の               
「季がさね」という宿に宿泊することにしました。
コロナのために観光施設、エリアは何処も疲弊していて、
片山津温泉街も年末にも関わらずお世辞にも活況とは言えず、
ホテル・旅館に限らず廃業している施設が散見されました。
だからこそなのか、観光施設の方たちは本当に熱心で、
今回の旅行自体はとても快適で満足のいくものでした。            
特に宿泊した「季がさね」の従業員の方は皆親切で、
気持ちのこもったサービスをしてくれ一生懸命さが伝わってきました。

しかしながらそれはそれで素晴らしいことなのですが、
市が必死に推進するDXというよりは「昭和感漂うアナログサービス」で
(これが私にはとても心地よかったりしたのですが・・・)                       
あいにく多くのシーンでハード面でもソフト面でも
「DX」を感じることは出来ませんでした。

自治体/行政の方向性を市民/民間に理解してもらい
実践につなげることの難しさは、時間が解決してくれる場合もありますが、
いかに早く効率的に伝え実践につなげるかが大切であり、
それが何処の組織にも共通する課題なのだと、改めて                 
「ハワイに行けなかったことのリターン」として「個人の体験から学ぶ」 
ことができました。

うーん、次こそは!

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