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なんであなたがやってるのという話
気が付けば30年義仲のことをいろいろやっていて、ちょっと今面白いことができそうなことになっています。noteを始めた時は義仲の歴史は消えゆくのみなのだなあと悲しい気分であったのですけども、とある相談を持ち掛けられたのをきっかけに動き出しています。
動き出すとよく聞かれるのが「なんであなたがやっているの?」という話なのですが、自治体職員でもなく、企業でもなく、子孫でもない、教育機関に所属する研究者でもない、確かに不思議な存在なのかもしれません。(一応義仲巴ら勇士讃える会の理事です…とあいさつしていますが、なんじゃそりゃだと思います。)
何でやっているのかといえば、現代風に言うなら「好きだから(笑)」しか理由はないし、その好きな人が誤解されたまま嘲笑されている事態を放置するわけにはゆかぬ…と忸怩たる念に駆られて動き続けてきたという、それだけ。
実際のところは高校1年生の冬に木曾の最期を読んだ瞬間から、義仲公の忠実な家臣になったという感じかな。
こういう感覚はわかる人の方がごくごく少数かもしれない(笑)
というか、いないかも?(笑)
義仲様が大事なんです。
だからいろんな武士たちのことを調べるのはとても楽しい。
私にとっては仲間だと感じるからかもしれません。
皆いろんな家の事情とかがあって、義仲様のもとにやってきて一緒に戦って、いつか別れて。一人ひとり調べていって「そうだったんだねー」って思います。
だからか
都にはほんと興味がなくて困ります。
何回読んでも院政期のごたごたがスムーズに頭に入りません。
平家もまったく興味がないです。あの人たちは都人という感じがして。
頼朝は、こういう顛末になって、「おいおい!いいとこどりしてんじゃないよー」って思うけど、好きです。事情が複雑だったからしょうがないですし、本人は後世こんなに持ち上げられるとは思ってなかったんじゃないかな。血も涙もある、いつも必死だった人ですよ。
みんな必死に生きて、その結果が歴史として残っている
それを伝えてきてくれた人たちに感謝しかないし、なんとか消えてしまう前に留めたいと強く思うのです。
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