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【あの時決めた自分との約束をきちんと守れているかを確認する日】

25年前の1995年1月17日 AM5:47。

受験勉強のための5時に起きるはずだったのに寝坊して、まだ布団の中にいた。ピカッと光ったような気がしてからの強烈な縦揺れ。立っていられず、倒れ込んで転げながら、隣の姉の部屋の襖をこじ開けた。自分の部屋に戻ると枕は重たいタンスでつぶれていた。

いつもは眠気覚ましの朝シャワーを浴びている時間だった。でもこの日は寝坊した。揺れがおさまって1Fに降り風呂場に行くと、風呂場は崩壊して窓ガラスが突き刺さっていた。

寝坊しなかったら、死んでいたかもしれない…

家は全壊。幸い家族は怪我もなく無事だった。高校の同級生が一人亡くなり、数日後には体育館は遺体の安置所になった。


「人はいつ死ぬか分からない」


生意気盛りの高校3年生。初めて「生と死」について真剣に考えた。

やりたいことなんて見つけられていなかったけれど、いつ死ぬかなんて選べない。だとしたら、徹底的に「好きなこと・やりたいこと」をやろうと決めた。そのことが誰かを喜ばせることに繋がればいいじゃないかと。

この決心は、別の言い方をすれば、「他人の価値観や常識には捉われない」ということ。「人に合わせて生きない」とあの時、自分の人生の方向性を決めた。


あの日から25年。

あの日の自分との約束をちゃんと守れているかな。

ちゃんと自分のやりたいことで、誰かを喜ばせられているかな。

誰かの価値観に合わせて、生きていないかな。

あの時亡くなった同級生の分まで、毎日を大切に生きられているかな。


日々の忙しさで忘れてしまいがちだけど、1月17日だけは、25年前の自分との約束を、思い出し問いかける日にしています。



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