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シャウエッセンと赤ウィンナー定食

おっさんの雑飯0010

昭和の終わり頃、
ソーセージといえば『赤ウィンナー』『魚肉ソーセージ』しか知らなかった我が家に衝撃が走ります。

「美味なる物には音がある」

「パリッ」「パリッ」っと音を立てながら黒船が如く来航した其奴は強烈な旨さで家族の味覚を強引に開国してしまったのです。
ちなみに旨すぎて「これからはずっとこれがいい!」と言った私に母上様が「あほ!これ高いんだぞ!」とぶち切れた挙句父上様の給与問題にまで話が飛び火してしまった理不尽な思い出。でも自分だけ冷凍庫の奥にこっそりと隠した『ビエネッタ』ひとりじめして楽しんでやがったの知ってたからな?なあ母上様よ。
※『ビエネッタ』⇒詳細は要検索。昭和世代憧れのお高いアイスケーキ

失礼、話が逸れました。
まあまあとにかく、それほどに画期的な商品が登場したのです。
それが

ニッポンハム様の大ベストセラー『シャウエッセン』

でございます。

ぷつりと皮が弾けた瞬間迸る肉汁。
初めて食べた時のあの感動は鮮烈に脳裏に刻まれています。
今は各社しのぎを削って様々なあらびきウインナーソーセージが発売されていますが、私にとってやはり『シャウエッセン』は今でも特別な存在感がありますね。

一方、
『シャウエッセン』の爆売れを起点に類似品が続々と現れて普及し値段も徐々にお求めやすくなっていくにつけ、『魚肉ソーセージ』はおやつとして生き残ったのですが『赤ウィンナー』はほぼ食べなくなってしまいました。
しかし実家から出て一人暮らしを始め、コンビニや弁当屋に食を頼るようになった時にふと、付け合わせに入っている『赤ウィンナー』を『好きなものは後で食べる派』の私が主菜のおかずに準じて後回しにして食べていることに気が付いたのです。

なんのことはない、私はどっちも大好きだということ。

てなわけで、

『シャウエッセンと赤ウィンナー定食』でございます。

ゆでシャウエッセン
材料
シャウエッセン
からし

公式に倣って熱湯で3分ゆで、からしを添える。

赤ウィンナーのケチャップ炒め
材料
赤ウィンナー
ケチャップ
マヨネーズ

よく絡むように切り込みを入れた赤ウィンナーを炒め、切り込みが開いてきたらたっぷりのケチャップとちょっぴりのマヨネーズを投下し、ケチャップの酸味が飛んで焦げ目が生まれるまで炒める。

加工肉が健康に悪いとかあーだらこーだらうるさいってんですよ。
本当に駄目なら身体が教えてくれる。
時には欲望に身を任せることもある。
これもまた我が正義、これでいいのだ。
それではまた次回。

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