やきそば風味パン

おっさんの雑飯0008

たとえ勉強嫌いといえど、こうしておっさんになるまでにはどうしたって様々な情報に触れて勝手にどんどん蓄積されていくわけでして。
そうした知見による偏見が邪魔して
「正直しんどい」
と思ってしまう食べ物ってあったりしませんか？

私ならやっぱり『やきそばパン』。
焼きそばとパン、つまり『主食×主食』、『炭水化物×炭水化物』。
この強烈な言葉が猛烈な忌避感を生み出して手に取るのをどうしても躊躇わせてしまうのです。
冷静に考えるとファストフードやジャンクフードが大好きで普段から栄養の偏りなんぞ気にせず我から地獄に落ちるであろう食生活送ってやがるくせになに言ってんだと思うのですが、いやはや偏見とは恐ろしいものです。

しかし『やきそばパン』といえば若かりし頃なんどもお世話になった思い出のパンでもあるわけでして、時折無性に食べたくもなる。
この矛盾した頭の中をどうしたものかと無い知恵をふりしぼって考えてみました。

『主食×主食』『炭水化物×炭水化物』
要はそこから『主食』と『炭水化物』を一個ずつ引っこ抜けばよい。
『やきそばパン』から『パン』を引っこ抜いてしまったら、それは単なる『焼きそば』だ。意味がない。
ならば必然的に『そば』を抜けばよい。
てなわけでこちら、

やきそば風味パン
材料
食パン
キャベツ
豚こま
お好みの顆粒だし
お好みのソース
けずりぶし
青のり

本当ならコッペパンがよかったし紅しょうがも散らしかったのですが手元にあるもので作ってこそ『雑飯』。
キャベツと豚こまを炒め、顆粒だしとソースでちょっぴり濃いめに味付け、飛散を防ぐためにけずりぶしと青のりも混ぜ込んでしまって、トーストした食パンに盛ったら完成。
味変でマヨネーズをあしらうもよし。
『お好み焼き風味パン』にもなるよ！

まあまあまあそこそこに欲求を満たせるモノには仕上がってました。
同じ要領で今度は『ナポリタン風味ドッグ』でも作りましょうか。
それではまた次回。