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アリババ、NBA試合を無料配信開始 通販拡販に

中国で人気の観戦スポーツは、欧州サッカーとNBAである。中国人にとってこの2つは、日本人がプロ野球やJリーグと同じようなものだ。最も一般的に語られるなスポーツの話題なのである。
CCTV-5のスポーツチャンネルは、欧州サッカーを報道した後、国内リーグ(中国スーパーリーグ)の話題に移る。バスケットボールも同様で、NBAを報じてから、CBA(国内リーグ)に移る。扱いには大差がある。ネットニュースでも同様だ。

欧州サッカー人気は、国内リーグや代表チームが盛り上がらないところへ、本物の真剣勝負を見てしまったという感覚が強い。NBAの人気は、ヒューストン・ロケッツで活躍(2002~2011年)し、巨額の年俸を得た、姚明の影響が大きい。その彼は現在、中国バスケットボール協会主席の座に就いている。

つまり欧州サッカーとNBAは、コンテンツとして鉄板中の鉄板なのである。NBAを得た効果は大きい。また、中国の動画視聴アプリの世界は、大激戦が繰り広げられている。優酷(アリババ系)騰訊視頻、斗魚、B站、快手(テンセント系)愛奇芸(百度系)などである。あらゆるポータルサイトには「動画視聴」が準備されている。版権に莫大な資金が必要なため、大手に集約されてきた。こうした環境下、NBAの獲得は、差別化につながる大きな成果だ。

コスパ・テクノロジーズCEO / BtoB企業のブランディングと海外向け施策が得意なWeb制作会社 / SNS総フォロワー5万 / HP→ https://cospa-tech.com/