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原稿用紙一枚分のコラム #033 ~「貸しを作り続ける」生き方~


最近「ゆっくり、いそげ」という本を読み始めている。この世界観がとても心地よい。


「事業はギブからはじめる」という著者は、日本でチップ文化が普及しない理由をこう推察している。

・大陸文化の中ではつねに人が流動的。「次にいつ会えるかわからない」からこそ、その都度どちらかが負債を余分に負うことなく「精算」するため、チップを払う。
・一方、日本は限られた国土の中、同じ顔触れで長期間付き合っていくことが多いため、あえて交換を「不等価」なものにすることによって関係性を継続していこうとする。

つまり、支払ったよりも多くのモノを受け取ったと感じ、次回それを返そう(負債感を解消しよう)とする心理が働き、関係が続いていく。


実家から沢山食べ物が届いたら、お隣さんにおすそ分けする。受け取った側は次回お返ししようとする。そんな関係を面倒と思うだろうか。

この繰り返しこそが心を豊かにし、生活に彩りをもたらしてくれると僕は思う。

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