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「百田尚樹の新・相対性理論/百田尚樹著」ビブリオエッセー

《それ!思っていました》

どうして歳と共に一年が短くなるのか。
私はいつも自論(いや、過去のいずれかに見聞きしたものかも‥)を言っている。
一生を単位にした時に、一歳の一年は「1年」、10歳の一年は「1/10年」、50歳の一年は「1/50歳」、80歳の一年は「1/80年」だから、お年寄りが何にもしないでボーッとしていても1日はあっという間なんだろう、と。

それが書いてありました。
今まで時間をこう表現してあるものを見聞きしたことがなかったので、一瞬の驚きです。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、辛く苦しく退屈な時間は鉛のように重く長く感じます。
前者は笑顔で、後者は苦痛の顔で時間をすごすはずです。
趣味は前者で、仕事は後者でしょうか?
今時にいうなら、好きな仕事をすればいいのかというと、そんなことはないと思います。
誰も彼もが好き勝手な仕事をし始めたら、大変だけどなくてはならない仕事はどうなるでしょうか。
まず、「楽な仕事」と「楽しい仕事」は違うということ。
「仕事は楽しいものにすることができる」ということ。
好きでもない仕事をやらなければならなくなった時、文句太郎になれば苦痛な時間が長く長くなるだけ。工夫したり、その仕事の意義を考えてやりがいにつなげたり、好きにならずとも楽しい仕事にしたいものです。

どんな大変な時間も、その後に達成感を得ることができれば、「良い時間」に変えられるという考えもその通りだと思います。
そう考えられれば、「過去は変えられない」は「過去は変えられる」と書き換えることができます。

人生、何にもいいことはなかったと最後につぶやくのか、今までの苦労はこの成功(小さくても)の為にはいい時間だったと笑顔になれるかは、これから次第だと思う。

成功って、仕事ばかりじゃなくて、家族のこと、趣味のこと、幸せにすぎる穏やかな時間のこと、何にでもあると思います。

あれもこれも「いい時間だった」と過去を変えられるように、今の時間を自分で意味を持って使いたいものです。

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