#335 はつゆめ

 こんにちは、鏑木澪です。

 平常運転で、行きます!


 私の初夢は、1日の夜から2日の朝にかけて見たものです。
(ん? 初夢の定義は←時代による)

 迷信かもしれませんが、初夢の内容は良いものは人に話さないほうがいい、悪いものは人に話して(離す、放す)しまったほうがいいと聞きます。

 ……特に、良くも悪くもない夢だったけれど、ちょっと怖くて面白かったので、書いてみようと思います。


 2つ、夢を見ました。

・かぼちゃが世界の通貨になる
・体調が悪くて病院に行く(なぜか高校生設定)


 1つ目、かぼちゃが通貨になった世界では、大きく色艶のいい、立派なかぼちゃを持っている人が偉いです。

 持っているものを人に渡す必要はなく、それを見せるだけで支払いが完了します。

「貴重なものを見せてくれて、ありがとう」的な。

 私はその世界基準でいえば、なんとも見窄らしく、小さなかぼちゃしか持っていませんでした。でも、食べるにはちょうどいいサイズであるし、美味しそうだし、全然問題ないじゃんと思って暮らしていました。

 片田舎、両親と数えきれないくらいたくさんの兄弟。

 毎日、土間で火を起こし、大きな鍋で味噌汁を作り、ご飯を炊く、それで十分、幸せで、平和で満ち足りた生活を送っていました。

 ある日、”偉い人”が我が家を訪ねてきました。

 お前のかぼちゃがうまそうだから食わせろ、と私を指さします。

 前日、味噌汁の具がなかったので、かぼちゃを使ってしまっていた私は、「また、再生したら連絡します。(少しだけ残しておけば、そのうち元の形に戻る仕組みらしい)」と伝えたのだけど、一向に帰ってくれません。

 残りを全部食わせろ、と。

 両親が「私たちのを全部食べていいですから、娘はどうか」と懇願しても、両親と他の兄弟、全員分差し出したところで足りないと、偉い人はご立腹です。

 あんた、そんなにでかいかぼちゃ持ってるんだから、自分のを食べればいいじゃない。

 そう言ってやりたいけれど、どうしようもない身分差があり、そんなことを口にしようものならどうなることやら。偉い人の手下に脅されて、泣き叫ぶ兄弟たちを見るのがつらくて、私は残りのかぼちゃを調理して出すことにしました。

 かぼちゃを角切りにしていきます。

 切るたびに身体のどこかが痛くなって、「これを切り終わったら、私、どうなるんだろう」と手元が震えます。

 両親が偉い人に殴りかかったところで、この夢はおしまい。


 2つ目の夢に突入。

 なにやら、私はずっと体調が悪かったらしく、授業中に母親が教室に入ってきて、「今日こそ、病院に行くからね」と連れ出されました。

 なのに、なぜか病院の待合室で私に付き添っていたのは、中3のクラス担任でした。

 ……高校で授業を受けてたはずなんだが。

「先生、戻らないと授業が」
「大丈夫、今日ではっきりするから。待ってればいいよ」
「でも、私……どこも悪くなかったら、どうしよう」

 検査結果とか、数値見たってどうせ私はどこも悪くない、いつもそうだよなと思いながら、時計を見て座っていました。

 11時前でした。

 そういえば、お腹空いたかも。
 お昼は、何を食べようかな。

 瞬きをすると、高校の図書館にいました。
 司書でありながら、本のことを質問しても何も答えてくれないおばさんが、私の頭に百科事典を振り下ろすところでした。

 ……血が出るほど、殴ることないやん。
(図書館で昼寝してると思われた←百科事典の威力)

 フンッと鼻を鳴らしながらおばさんが去っていくのを見送ると、気がついたら教室に戻っていました。

 ”学校イチめんどくさい先生”と有名な女教師が教壇に。

 なんで?ッ
 私、この先生の授業とってないよ、専攻違うし。

「当然、予習してきましたよね。〇〇さん、読んでください」

 あ、私……私ですか?

「早く立って、私の時間を無駄にしないで。本当に、これだから……」

 これだから、なんだって?

「汚れた服は、さっさと着替えたらどうですか。なぜ、私の授業にそんな汚らしい格好で来たのです。予習もしていない。早く教室から出てください。目障りです」

 ……私、あなたの授業とった覚えないのよ。(予習のしようがない)

 服が汚いのだって、自称司書のおばさんのせいだし、むしろ汚れの種類的に心配してくれ。(ハロウィンじゃないんだから)

 そう思って、自分の身体を見下ろして、初めて気がつきました。
 めっちゃ汚れた小学校の廊下を掃除した後のバケツの水をかけられたみたいな色してる。

 なぜ、気がつかなかった。(匂いも大概)

 マジか。

 気づいたら、トイレの中にいました。
 掃除が行き届いた、大学の綺麗なトイレです。

 空になった弁当箱。
 どうやら、私は便所飯をしていたようです。

 個室で、ドアの下に隙間があるタイプ。私が入っている所の前に、人がたくさん集まっているのがわかります。

 あ、混んでる。
 早く出なきゃ。

 ん?
 私はなぜ、アルコール消毒液を片手に持っているんだ。

 おい、待て待て。
 そんなもん、飲めn……
(自分の手なのに、こっちに向かってくるの止められない)

 ヤバい……気持ち悪い、頭痛い、吐きそう。
(トイレだからいいか)


 ってなところで、目が覚めました。

 夢の中に出てくる”私”は、私自身ではないし、親も、実際の親ではなくて、夢の中の”私”の親なので、知らない人です。兄弟もいません。

 現実でそんなやりとりをしたことはないけれど、中3の担任、自称司書、女教師は、実在の人物と大まかなステータス、容姿は似ていました。
(どうも、ご無沙汰です)


 意味のわからない夢ですね、、、

 私はいつになったら学生時代の夢を見なくなるんだろう。
(追想ではないけれど、部分的に事実だったり)

 自分の認識として、あからさまに「嫌な夢だな」と思うことは少ないのだけど、気持ちが良い夢でないのも確かで、よくわかりません。

 設定がガバガバすぎるのは、ツッコみたい。
(環境と年代は固定してほしい←)


 お酒に弱いので、普段から飲めないし、飲まないしだけれど、このところ、例え少量でもお酒を飲んで喉を焼かれる可能性に対する恐怖が大きくて、家族が日本酒を飲んでいる、その香りを嗅いだだけで「喉が危ない!」とか、焦っていました。

 アホか。笑

 年末、母が古本を処分するのを手伝ったのだけど、その時にいくつか「これ読みたかったのに。(持ってるんだったら教えてよ)」と思った本がありました。

 昔だったら、絶対読んでた。

 なぜ読まなかったのかと言いますと、ずっとしまいこまれていた古い本を読んで喉をやられた経験があったからです。
(科学的根拠とかないけど、匂いにやられたと私は思っている)

 虫が苦手だから、紙魚がいたらどうしようと思わないこともないけれど、それよりも読みたい欲が強かったのに、喉をやられる恐怖のほうが勝ってしまった。


 ……もう少し、肩の力を抜いていきたいですね。
(喉がやられたとしても、休めば良いじゃないの)


 ちなみに、処分した本(読みたかった本)のなかで、読めなくて1番後悔しているのは、『風します?』です。

 小学生の時、1巻だけ家の本棚で見つけて、面白くて、ずっと持ち歩いて読んでいた時期がありました。

 その後、図書館などで続きを探すも見つからず……

 なんや、家にあったんかいと言ったら、母も知らなかった(覚えていなかった)そうで、「読んでないんかい!ッ」と。
(バイクに乗っていた若い頃に、バイク乗りの友達から薦められた本だったような気がするそうです……忘れないでよ、おかあさ〜ん←)

 パラパラ漫画も下についているから、紙の本で読みたかった。
(ネットで調べたら普通に電子書籍があったと知った)

 うわぁあああ。
(電子書籍だと喉は守られるけど、何かを失った気分)

 とりあえず、今日はこれを読んで、三箇日の最後を過ごそうと思います。


 少しでも、穏やかに。

 ではでは〜


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