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#131 ひとこと、いいたくて。

 こんにちは、鏑木澪です。

 最近、『星の海の記憶』のカバー(ボカロに歌ってもらう)をしていました。

 どこかに出すつもりはなくて、「私はうちの子(ボカロ)をどれくらい歌わせられるのか」を試すために、定期的に行っています。

 毎回テーマを決めて、

・このボカロで、この部分を再現したい
・このエフェクトは、この子の声ではどのようにかかるのか
・この子の声で、この曲調と合わせるとどう聞こえるのか

 そういったことを試しています。

 今回は、「どれくらい人間らしく歌わせられるか」がテーマでした。


 カバーを作る際は、基本的にオリジナルを人間が歌唱しているものを選びます。

 歌っている人の癖を意識して、タイミングやピッチをある程度真似できるように努力しますが、オリジナルの歌をそのまま再現するというより、”ボカロに置き換える”ような感覚で作業を進めます。

 オリジナルによせることよりも、それぞれのボカロの得意なところを活かし、苦手なところを隠すことを優先します。

 つまり、「人間の真似」はするけれど、「あくまでもボカロ」としてフラットに歌ってもらっていたのです。

 これは、私の個人的な好みの話ですが、うちのボカロちゃんたちにはあまり人間らしくなってほしくありませんでした。

 人間味はほんのり欲しいのだけど、息遣いが感じられすぎて生々しくなるのは、ちょっと違うんだよな、と思っています。

 リスナーとしては、もう人間が歌っているようにしか聞こえない素晴らしい調声を聞くのは嫌いではありません。

 むしろ好きです。

 ただ、私にはそこまで調声する技術がないのも含めて、自分の作品では「そこまで人間らしさを出す必要はない」と考えていました。

 究極、どうしても人間の声が欲しくなったら、自分で歌うか、歌ってくれそうな人を探します。

 どうしたって、ボカロは「人間らしい声」しかでません。

 だって、人間じゃないから。

 逆に、ボカロにしかだせない声があると私は思っているので、自分なりにその音を大切にしていきたいと思っています。


 では、なぜ今回のテーマを
「どれくらい人間らしく歌わせられるか」にしたのか。


 聞いてみたかったんです。
 うちの子が、どれくらい息をしながら歌えるのか。

 どうして急に……?

 自分でもわかりません。
 なんだか急に「息をしてほしい」と思ったので、やってみることにしました。

 これまで、オリジナル曲を作る時にも「息を吸う」ことは意識して音を入れるようにしてきましたが、「息を吐く」ことはあまりしてきませんでした。

 吸った息を吐いていないので、呼吸できていません。

 息して!ッ←

 私は、神田沙也加さんのロングトーンのリリースに息がかかる感じが好きです。
(もちろん、好きなところはもっとたくさんある!)

 この曲だと1サビ前の「心から」の「ら」のところがわかりやすいのではないでしょうか。

 最近、フレーズの語尾を跳ね上げるようにして収束することをヒーカップ唱法というのだと知ったばかりなので、「息がかかる」と私が勝手にいっているこの歌い方にも何か名前がついているのかもしれません。

 もし、「息が吐き切れてなくて漏れてるだけでしょ」と返されたら悲しくなりますが、私は好きです。(ほっといてください←)

 今回、一番やりたかったのはこれでした。

 他にも、どれくらい息が含まれているのか、一音一音丁寧に聴いて調声していきました。

 息を吐いただけでは人間らしさが足りなかったので、ピッチとタイミングをずらしたり、ダイナミクスを調整したり、これまでの私だったら絶対やらないかなり細かなところまでいじりました。


 ……全然、麻奈ちゃんに近づきませんでした。

 やっぱり、敵わないな。。。


 普段よりは、随分人間らしい声を出すことができたと思います。

 うちの子たちにも、ある程度息をさせられることがわかりましたし、私の好きな感じの音になることもわかったので、収穫はありました。

 これから自分の曲に活かしていきます!



 アイプラのゲームでは、今ちょうど『星の海の記憶』長瀬琴乃×神崎莉央バージョンの3Dライブが実装され、イベント開催中です。

 昨年のコンピレーションアルバムに収録されていたので、音源は既に聴いていましたが、ライブ映像がつくと長瀬麻奈のバーチャルライブと同じ振り付けのところもあって、また泣けてきます。


 いい曲だなぁ。。。


 んぁー!

 ストーリーを喋りたくなっちゃうけど、まだネタバレの時期だと思うので、やめておきます。
(タイトルで若干ネタバレしてるけど←)


 私も、「ありがとう」をいいたいです。

 今、会える人たちにも積極的に伝えていきたい言葉です。


 いつも、ありがとう!


 よっしゃー!

 耳コピやらカバーやら、勉強にはなるけど、そればかりしていても自分の曲は仕上がらないので、ちゃんと自分の曲を作ります。

 今年も、秋のボカコレには間に合わないけど、そろそろ新曲出したいのでね。

 秋冬のほうが季節的には好きなのに、春の曲ばかり作っています。
 そろそろ他の季節の曲も作りたいです。

「夏! 青春!」みたいなのもいいですね。
(もう夏終わったけど。アオハルって何か知らないけど←)

 やるどー。

 ではでは〜

 19,1
(おっと、書くの忘れてました。今日もキープですね←)

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