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旧友、恩人と再会し関係をつなぐ【前田家の世界一周】
InstagramやFacebookで旅先の予定を投稿すると、良いことがあります。その発信のおかげで、いろんな大切な人と再会することができました。
親友のご両親と会う
私が昔住んでいたニュージャージーの小さな街では、親以外の大人とのつながりが深かったです。中高生としてこの街に住んでいたこともあり、友達の家に遊びに行くと必ずご両親がいたし、車の免許がない時には誰か大人が運転していってくれました。
今回、地元に帰省した際に再会できた素敵な大人がいます。それは、親友のご両親です。
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親友とは会わなかったんかい。って話ですが、会いませんでした。(仲良すぎて会わなくても良いやっていう感じ?)
お二人とも仕事をリタイアされていて、すでに地元には住んでおらず違う場所に住んでいます。たまたま地元方面で用事があったため、わざわざ会いに来てくださいました。会うきっかけも、お母さんが私のFacebook投稿を見て「ニュージャージーにいるなら会いたいわ!」と連絡をくれたためでした。関係を大切にしてくれていることが、この時点で伝わってきて感動。
スタバで2時間くらい話したでしょうか。深く会話をしたのはこの日が初めてだった気がします。私が学生時代はまだ英語に自信がなく、大人と話すことは気負いしていました。でも今日は違って、親友のご両親と、リタイアされた後の生活、世界一周の話、親友(お二人の子供)の話、夫の話、私の親の話、話はつきませんでした。
ご両親も、私も、人生の違うフェーズに入ったってことなのかな。もっと話していたい!と思うくらい楽しかった。
Sex and the Cityを教えてくれた大学時代のルームメイトと会う
アメリカの大学では、1年生は大体寮に入れられます。T(ルームメイトの名前)は同じ高校へ通っていて、たまたま同じ大学に行くことになった子です。当時はそこまで仲良くもなかったのですが、知り合いだったためルームメイトになることにしました。
Tとの1番の思い出は、部屋でひたすらSex and the Cityを見ていたことです。Tはマジで「テレビっ子」で、部屋にいる時は基本テレビが付いているタイプです。Sex and the Cityは当時も、多分今も、人気の番組。すでに放送は終了していましたが、再放送が四六時中流れていました。
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私はSex and the Cityを見たことがなかったので、「なんで毎日同じ番組見てんねん。誰や、キャリーて」と普通に声に出して言っていました。Tはそれでもめげずに見続けました。そして数ヶ月後、私もハマっていました。私の好きなキャラクターはシャーロットです。
そんなTの今は、SNSで最近の動向は知っていたものの、とても逞しく素敵なキャリアマザーになっていました。彼女は大学時代から弁護士を目指していて、その夢を早々に実現していました。大きな法律事務所で10年ほど勤めているそうです。そして2人の息子のお母さんになっていました。輝かしい経歴ですが、以前と変わらず、目の前の生活を大事にしている素敵な女性でした。
私の世界一周の話や、帰国後どうするか決まっていないこと(そして悩みもあること)。彼女もちょうどキャリアチェンジを決めたところだったので、その話。友達にしか話さないようなことをたくさん話しました。最終的には、人生が進むにあたり、大切なものや優先順位が変わること。そして、その時の大切なものをベースに考えれば良いのでは、と前向きに話が終わりました。
生活を共にしていたことだけあり、やっぱり腹を割って話せます。会えて良かったなと心から思えた時間でした。
私の人生において、この人がいなければ語れない人
アメリカに最初に来た時、私は英語が全く話せませんでした。孤独で、辛くて、言葉が分からなくて、脳みそがパンパンになっていた時期に、言語的にも精神的にも支えてくれていた、英語の家庭教師、ジェニーです。
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ジェニーは、私がアメリカに来て1ヶ月目くらいからの知り合いです。学校の宿題がわからない&できないので、放課後に毎日家に来てくれて、宿題をやってくれました(やってくれたものを書き写していました)。アメリカの文化もわからないので、学校に必要なものの買い出しも一緒に行ったり、ハロウィンのカボチャを作ったりもしました。濃ゆい時間を過ごしていたので、ジェニーの結婚式のフラワーガールもやりました。それくらい関係が深い人です。
ジェニーは太陽のような人です。そもそも学校の先生だったので、子供との接し方がとても上手で、初対面の人に対しても心からウェルカム感を出してくれる人。どれくらいかって、私のおばあちゃん(当時80歳オーバー)がアメリカに遊びに来てくれた時に、初めましての挨拶としてジェニーと会ってもらった際に、おばあちゃんが自然とジェニーとハグしたくらいです。大正生まれを自然にハグさせる太陽。
私は単純にジェニーが大好きで、アメリカの家族だと思っています。
そんなジェニー家に、夫と共に3週間滞在していました。
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夫は、初めてガチアメリカ生活を味わいました。秋の味覚であるアップルパイ、ピーカンパイ、ドーナツ、キャラメルアップル(全部甘い)をほぼ毎日食べました。アメリカ家族が食べる夜ご飯も味わいました。かなり至れりつくせりしてもらったので、せめてもの恩返しと思い、日本食を振る舞うことにしました。
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餃子は計2回、業者並みの量を作りました。唐揚げも相当揚げたのですが、高校生の息子が気に入ってくれたようで即完しました。日本食のポテンシャルすごい。
これだけでは足りないくらい、昔からも今もお世話になっているジェニー。10年ぶりの再会だったので話すことも多く、今まで離れていた分、距離がググッと縮まった3週間でした。
アメリカと日本で離れると、知人との関係をキープすることはかなり難しいです。実際に4人とも、今まで話す機会はありませんでした。今回の旅で、薄くなっていた関係を改めてつなげることができたことが、本当に嬉しい。そして、その関係の中に夫という新しいプレイヤーを含めることができたのも、とても嬉しい。
大好きな人とは、ずっと、ずっと、こうやって関係を繋いでいけたらいいな。
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