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日本からあえて行くならココに行ってほしい!ブラジル・ジェリコアコアラ【前田家の世界一周】

ブラジル人の友人に聞いてみました。「ブラジルで行くべきところってある?」

『ジェリコアコアラが良いよ。きれいだし、楽しめるところがたくさんある。みんなバカンスで行くところで、超おすすめ!』

分かりました!じゃあ行ってきます!

最終的にはこうなりました

ジェリコアコアラとは

日本人には馴染みがない地名ですが、ブラジル人にとってはここぞバカンス地。とても有名なスポットです。

ジェリコアコアラは、2002年に設立されたジェリコアコアラ国立公園の一部として存在する街です。フォルタレザと同じく、ブラジルのセアラ州に位置しています。

ブラジル全体から見るとこの辺です

ジェリコアコアラはリラックスしたボヘミアンな雰囲気がある、チルい街でした。街中には舗装された道路はなく、全部、です。外を歩けば砂だらけです。砂だらけになることは良いのですが、歩きづらいのは言うまでもなく、コンクリートの道路が恋しくなりました。

本当に、全部、砂
なんならお店の中も砂のところも多い

クロコダイルなら大喜びするであろう砂の街なので、街を走る車はタイヤが大きいバギーや、4x4ばかりでした。普通の車はほぼ走っていません。というか、多分走ったらすぐにぶっ壊れます。

そのため、街中で走るタクシーは下のようなバギーに乗ることになります。

街全体が海岸のような雰囲気で、バカンスにはピッタリの街がジェリコアコアラです。

ジェリコアコアラの滞在する時の注意点

ジェリコアコアラで滞在する際に注意する点が1点だけあります。それは、街の中にATMと両替所が一切無いことです。

最寄りのATMはジェリコアコアラの街から車で45分くらい走らせた、ジジョーカ・デ・ジェリコアコアラという場所にあります。

ジェリコアコアラは国立公園の中にある街なので、その街から隣町に向かうのはハードルが高いです。乗合いのタクシー/バス的なものは存在しているようですが、容易に出入りできる距離でもありません。

幸いなことに、ジェリコアコアラの中にあるお店やツアー会社は99%カードが使えるので、現金が必要になることはほとんどありません。滞在中に一度だけ、サーフィンレッスンのデポジットを払う際に現金が必要になったくらいです。

ちなみに、カードが使えない場所だとPIXと呼ばれるブラジルの電子マネーが使えたりします。しかし、これを使うにはブラジルの税金に関する登録番号が必要です。旅行者が使うにはハードルが高いので、カードがNGであれば現金のみが頼りです。

ジェリコアコアラに来る前には、現金を引き出しておきましょう。

フォルタレザからジェリコアコアラへの行き方・帰り方

さて、本題のジェリコアコアラ旅についてです。

フォルタレザを去り、ジェリコアコアラへ向かいます。Guanabaraと呼ばれるバスで5時間ほどの移動です。

フォルタレザのバスターミナルの場所(Google Mapのピンはこちら

写真の右の方に見えるのはGuanabara専用の待合室です
きれいなバスでした

ブラジルの長距離バス恒例のシュラスコランチもありました。モツ煮込みも食べれました。

うとうとお昼寝をしながらバスに乗っていると、いつの間にかバスが止まっていて、バスの中がほぼ空になっていました。「あれ?到着早いな」と思いGoogle Mapを開けると、明らかにジェリコアコアラの手前です。バスの故障かと思ったのですが、実は違いました。

ジェリコアコアラに入る前に、とある場所で全員降りて、観光税(1人41.50レアル、クレカ支払いOK)を支払いました。税金を支払った後はバスに戻ると思いきや、トラックに乗り換えます。おそらく、街中が砂なのでバスで行けないのかと。

バスから降りた直後から何が起こっているのか分からず、おじさまがポルトガル語で説明してくれるのですが、もちろん全然分かりません。見かねた別のお客さんのお姉さんが英語で全てを説明してくれて、やっと流れがわかりました。

バスが去っちゃうし、トラックが突然出てくるし、よく分からないお金を払えをと言われるし、マジで焦った。

ちなみに観光税を支払って、バスからトラックへ乗り換えた場所は、ジジョーカ・デ・ジェリコアコアラのこの辺です(Google Mapのピン)。

乗り換えた後はこんな感じの道を進みます

トラックに乗り換えた後は、それぞれのお客さんが滞在している場所の近くまで行って降ろしてくれました。

ジェリコアコアラまでの行き方、めんどくせえ!

帰りのバスに乗る際も同じような感じで、ジェリコアコアラの街中からジジョーカ・デ・ジェリコアコアラまではトラックで移動し、先ほど観光税を支払った場所でバスに乗り換えます。

Guanabaraで帰る場合は、ジェリコアコアラの中にあるGuanabaraのお店(Google Mapのピン)からトラックに乗車します。なお、トラックの出発時間は、バスの出発時間と異なります。そのため、トラックに乗るための集合時間は、Guanabaraのお店で事前に確認しました。

帰り方も分かりづらい!!!

ジェリコアコアラの滞在先

ジェリコアコアラでは2つの滞在先にお世話になりました。理由は、1つ目の宿の予約期間を間違えたからです。

2件の宿とも、ジェリコアコアラのセントロから徒歩10分ほど離れた場所にありました。徒歩10分だし、どうってことないだろう!と思っていましたが、街が砂道なので遠く感じました。

ただ、共にコスパが伴う良い宿だったので、おすすめではあります。

1件目の宿
1件目の宿②
1件目の宿③
2件目の宿
2件目の宿②
2件目の宿③
2件目の宿④

2つの宿は直線距離では近いのですが、大きなスーツケースを持って砂の道を歩くにはキツイ距離です。移動の際には、バギータクシーにお世話になりました。1回につき33レアルでした。

それぞれの宿についてはこちらのnoteでまとめておりますので、ぜひご覧ください。

ジェリコアコアラの街並み

ジェリコアコアラの街は一言で「めっちゃきれい」でした。観光で栄えている街ということもあり、夜でも安心して歩けます。

語るよりも写真で見る方が魅力が伝わる街なので、たくさん写真を載せます。とにかく、映えます。

おしゃれなアパレル店も多くありました
教会すらもサーフィン仕様です
ここのランドリーもめっちゃ良かったです
編み物が人気だったようで、露店含めお店が多くありました
夜の風景もきれいです
夕方くらいからこのようなバーが並びます
ガラパゴス以来やな
ぬこ
ぬこ
ぬこ!
ぬこ!!!

ここまでブラジルを旅してきて危険な思いはしていませんが、危機感は常に持ちながら行動をしていました。ジェリコアコアラに来て初めて、危機感のアンテナを少し下げて歩き回れた気がします。それくらい、チルで安全な場所でした。

これを書いていて思いましたが、ジェリコアコアラの写真が多いのは、スマホを出しても平気な雰囲気を感じたからですね。

おすすめのアクティビティ① サーフィン

人生でやりたいことの1つにSUPがあります。ジェリコアコアラは海の街だし、SUPやりたい!と思い、レッスンができる場所を探しました。しかし、ジェリコアコアラは「風 X 海」で有名なようで、ウィンドサーフィンやカイトサーフィンが盛んなようで、穏やかな波が必要なSUPを学ぶことはできませんでした。

代わりに、普通のサーフィンレッスンを60分(確か1人150レアルだった気がする)受けることに。たまたま入ったサーフショップのボス、ジェリコアコアラでサーフィンを教えて15年のマリーヌさんに教えてもらいました。英語はそこまで流暢ではありませんでしたが、ボディランゲージとノリで教えてくれました。

あまりにもサーフィンレッスンに熱中しすぎて、写真が1枚も無いのですが← 60分レッスンの終わりには波に乗れるようになっていました。運動神経が悪いはずなのに。マリーヌすげえ!

マリーヌを紹介したいのですが、Google Map上で彼女のお店が見つかりませんでした。ジェリコアコアラの浜辺沿いに多く並ぶサーフショップの1つです(Google Mapでこの辺)。素敵な笑顔で、いかにもサーフィンをしてそうなベテランがいたらマリーヌです。

おすすめのアクティビティ② バギーツアー

「ジェリコアコアラといえば、コレ」なバギーツアー。多くのツアー会社がバギーツアーを行っており、町中にこのような看板があります。

バギーツアーは主に "Leste (東周り)" と "Oeste(西周り)" の2種類あり、東周りのツアーの方がポピュラーです。東の方は代表的なスポットを周るのに対し、西の方はよりアドベンチャーな場所を巡ります。私たちは東周りのツアーに参加しました。

予約方法
バギーツアーの予約は、Viatorなどのツアーサイトから予約ができます。私たちは珍しくViatorを使わず、現地でAirbnbのホストにツアー会社のおすすめを聞いて、そこで予約しました。

あまりにもツアー会社が多いので、前日(朝早ければ当日でもOKっぽい)でも予約ができちゃいます。

相場感としては、東周りだと1グループ(バギー1台)につき500レアル、西周りだと600レアルくらいでした。

バギーツアーは基本的にプライベートツアーで、バギーには最大4名まで乗ることができます。バギーの他にも、バイク(2名)やトラック(7名以上乗れる)に乗れることもできるので、人数と乗り物のハードさを選ぶことができます。

これがバギースタイル

私のおすすめはバギーです。

東周りのツアールート
朝の9時くらいからスタートして、17時には街に戻るスケジュール感のツアーです。止まる場所はこんな感じでした。

国立公園 → Tree of Preguiça → Prea Beach → Lagoon beach club → Buraco Azul Caiçara → Lagoa do Paraiso

ガイドさんが1人付いてくれますが、ガイドというよりはドライバーさんという感じです。どこに行っても特に案内はされないので、到着したら滞在時間だけを聞いて、セルフで周ります。

滞在時間を過ぎてもガイドさんがいないので探しに行ったら、賭けカードやってた笑

国立公園ではきれいな砂丘を見ることができます。海辺でもあるので、左手には海、右手には砂丘といった風景を爆走していきます。

バギーの後ろに乗って進みます

Tree of Preguiçaを訳すと「ナマケモノの木」です。強風により木がうまく上に向かって育たないようで、写真のように横に倒れているような形で木が生えています。

まるで木が寝ているようなので、ナマケモノの名前が付けられているそうです。

次はPrea Beachです。ビーチでゆっくりするかと思いきや、下の写真にある観光名所で写真を撮るだけです。映えるので全然良いんですが。

ここに来て印象的だったのは、ブラジル人の貴婦人集団です。カラフルな服とビキニを身にまとい、バカンスを楽しんでいました。人生を謳歌している感じが素敵でした。

私もこうなりたい

ここからは有料のプールクラブに行きます。入場料金はツアー代金に含まれていないため、都度支払います。全ての場所でクレカが使えて、入場時にツアーガイドの名前を聞かれました(おそらくキックバックがあるから)。

Lagoon beach clubは、ジェリコアコアラの白砂を意識して作られたプールクラブでした。

周辺を回るヘリコプターツアーもあったようで、プールのすぐ後ろからヘリが飛び立っていきました。なんでここからなんや。

ジェリコアコアラのプールクラブの特徴として、インスタグラム用としか思えない写真スポットが多数準備されています。並んでポーズを撮っていました。映え文化は万国共通なんだなと思った瞬間です。

Buraco Azul Caiçara は少し広めのプールクラブでした。

それぞれのクラブでドリンクやフードを頼めるようになっていて、ここのクラブでは良い感じのレストランがあったのでランチをすることに。

ここで食べたアルゼンチンのイチボステーキがめちゃめちゃ美味しくて、びっくりしました。プールクラブの料理なので味の期待はしていなかった分、感動が大きかったです。

なお、どのプールクラブにもロッカーのような場所はありません。トイレはあるので着替えはできますが、基本的には水着を着た上で周るツアーです。

荷物もその辺に置いておいて、プールに入ります。有料のプールクラブなので盗む人はいないだろう…周りの人も置いているから大丈夫だろう…という意識で楽しむ場所です。

タオルなども準備されていないので、自分で持っていく必要があります。

最後に向かったのは、Lagoa do Paraisoです。ここはプールというよりは、池に入ります。ハンモックで寝転びながら、水にも浸かってリラックスできる、そして映えられることで有名です。

アルケミスト・ビーチ・クラブは、他と比べてラグジュアリー感があった場所でした。


1日中遊んで、ジェリコアコアラの街に戻ってきます。

感想

Lagoa do Paraiso (ハンモックの所)に行ければ満足!くらいの気持ちで参加したバギーツアー。自然に恵まれた場所なのに、人工的に作られたプールクラブx3に行くとは思っておらず、「なんでここに来たんだ?」と思ったのは正直な所です。

バギーの後ろに乗って、砂浜を駆け抜けたのはとても貴重な思い出で、移動中が1番楽しかったです。特に、ガイドさんが爆音で音楽をかけながら、スピード狂ごとく走ってくれたので、テンションが上がりっぱなしでした。

まとめ

ジェリコアコアラの滞在は、旅で蓄積してきた張り詰めた危機感を和らげてくれる場所でした。ストレスが若干減った気がします。

行くのは遠いし、面倒なこともありましたが、間違い無く楽しかった場所です。きれいだし、やることもたくさんあるし、映えるし、家族旅行や新婚旅行に合っているかも。

ブラジル人が来たくなるバカンススポットである理由が分かりました。


\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。

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