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障害者雇用問題にチャレンジ中

3か月振りのnote.....
皆さますっかりご無沙汰しております

「障害者の法定雇用率達成はゴールじゃないよね!?」
という疑問から始まった活動についての経過報告です

「チームワークあふれる福祉社会」「共生社会」を目指し、
本業(サイボウズ)と複業(福祉事業所の経営ITアドバイザー)で活動中の松村にとって、障害者雇用(共に働く)は大きなテーマで、
現在、2つの活動を並行して進めてます

活動1,理想の言語化と問題整理

中期目標は、障害者就労に関する問題を見つけて、解決し続ける風土を社会に創る

なかなかに壮大な目標ですが、
そのために、
①障害者就労に関係する人たちのコミュニティを作って、ワイワイガヤガヤ
 しよう
②理想の障害者就労環境について整理し、言語化してみよう
③理想と現実のギャップを問題ととらえ、解決方法を考えてみよう
と段階を追って進めてみることにしました

①FBグループ「精神・発達障害者の理想の就労環境を考える支援者の会」を立ち上げ、100名を超えるメンバーにご参加いただいてます。

グループルールは、以下の二つ
・尊重ファースト
 相互に尊重し、相手の発言をまず、受け止めましょう
・安全・安心な場
 皆さんにとって安全・安心な場にしていきます。 自己紹介も自由です

公開グループ(メンバー承認制)でしたが、先日のFB側の仕様変更で、承認なしにだれでも参加できるようになってしまったため、プライベートグループ(検索可)に変更しました

モヤモヤは、
・ワイワイガヤガヤができていない
 運営側の工夫不足が主要因なので、今後も試行錯誤していきます
 議論を盛り上げてくれる人がいたらメチャうれしい

・障害当事者が参加できていない
 これはグループ内で議論中ですが、その議論もなかなか盛り上がらず、
 どうしたものか、と。
 こちらの恐れに似たようなものとの闘いのような気がします

・グループの名前が長い
 FBへの投稿なんかも大変なんです
 グループ説明をしておけば「障害者の就労を考える会」でいいのかも

②については、
FBグループだけだと、相互理解や議論がなかなか進まないので
「精神・発達障害者の理想の就労環境を考える夕べ」というイベントを
2月より毎月開催しております

参加者は、支援者、障害者問わず関心ある方で、
毎回20名程度のざっくばらんな会となっております
最後30分は放課後と題し、なんでも話してよい場にしているのが特徴です

これまで
2月:コマツ綿引さんのお話(生活支援が企業側では難しい)
3月:ネットワンシステムズ尾形さんのお話
  (怖がらずに対話が重要、社外の専門家も巻き込む)
4月:就労移行支援事業者(LITALICOワークス米持さん、キズキビジネスカ
   レッジ林田さん、ゼネラルパートナーズ野田さん)のお話
   ―業務スキルだけでなく、生活の安定化スキルも必要、就労移行支援
    に行ってる間はバイト禁止など
5月:当事者(M上さん、M崎さん)のお話(支援者との出会いの重要性)
と続き、

6月は17日に「就労継続支援A型事業所を知ろう」をテーマに、
福岡の㈱カムラックの賀村社長と、佐世保の社福 宮共生会の前田所長にパネル登壇いただきます
ご興味ある方のご参加をお待ちしております

"夕べ"イベントの議論等、徐々に理想の就労環境の言葉化も進んできました
サイボウズ流の風土、制度、ツール別に分けて表示してみると、こんな感じです

障がい者雇用理想

イベントのモヤモヤは、
・参加者があまり増えないこと
・③の問題解決に進む手順がまだ見えないこと
 具体的な問題をリストアップし、チームを作って問題整理をするかな

活動2,障害者雇用の取り組み

じゃあ、サイボウズでの障害者雇用はどうなんだい?
ということで
人事ではなく社長室に所属している身ですが、
「実際に障害者雇用をしてみよう
 でも、多くの企業で行われている
 ”社内で軽作業を集めて、障害者に仕事を割り当てる”アプローチは、
 障害者の幸せにつながってないんじゃないか、と思い避けたい

 仕事って、労働者の幸せな生活を実現する手段なんだから、
 障害者が幸せに働ける就労があるのでは」
と考えていたところ、

世界ゆるスポーツ協会の澤田智洋さんが著された「マイノリティデザイン」という本に出合いました
*7/12注)澤田さんのお名前の間違えておりました、申し訳ありません

ユナイテッドアローズと組んで、障害者を起点に、その方にフィットした新しい服を作り上げた話や、
環境を変えることで障害者も健常者も同じ土俵で楽しめるゆるスポーツを数多く生み出した話を読んだときに

「これだ! 障害者の社会モデルを考えたときに、
 就労環境を変えることで障害者の特性が活きる仕事ができる。
 それをチームとしての仕事にしていくことが理想なのでは」

ビビビッ

ときて、著者の澤田さんにコンタクトとっちゃいました
この本お勧めです

長くなりましたので、この続きは次回ということで
楽しみにしてください

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