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思わぬご縁

私が「福島在住」というのは、もうすっかり知れ渡っているのかもしれませんが(苦笑)、こんな嬉しい記事を拝読しました!

以前より記事を拝読していましたが、福島に心を寄せて下さっていたのは、この投稿で知った次第です。

福島のふるさと納税は色々ありますが、「シャインマスカット」は私も初めて知りました!
シャインマスカットは私の地元の農園でも扱っているし、「シャインマスカット大福」を販売しているお店もあるのですが、ふるさと納税の商品になっているのは知りませんでした。
福島市の「ふるさと納税」だからかな?

そして、私が個人的に嬉しかったのが、「福島」だけでなく、「岡山も、山梨も、長野も、みんな好き」と、仰ってくださったことかもしれません。

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ライバルの県も出ているのに、おかしいですか?

でも、ですね。

「福島」というだけで、応援してもらえる。
それは大変ありがたいことだと思います。
それでも私は、少し複雑な思いを抱えていました。

「それは、原発事故への同情から?それとも、本当に美味しいと思って?」

と。

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かつて、某行政機関で原発事故の避難者と向き合ってきた日々も。
別の民間企業で、除染事務に携わったことも。

その時の知識や、避難者の眼差しは、今でもずっと私の奥底にしまわれています。

お気づきでしょうか。
「福島」を扱う際に、私が一つのルールを決めていることに。

それは、「福島は原発事故で大変だから、応援して」という論調を避けているんです。

これは、この10年。
「原発事故ビジネス」というビジネスモデルが確立してしまい、反原発派にも、原発見直し派(実質原発容認派)にも、いずれの立場からも自分たちに都合の良いように「フクシマ」の名前を、利用されてきた現実を見てきているから。

少なくても、あの3.11直後。
原発立地町村でないのにも関わらず、食料を入手するのすら困難だった時期を地元で耐え忍び、共に苦難を乗り越えてきた人々ならば。
安易に「原発事故」をビジネスに利用するなんて、考えられないと思います。
それは、地元に対する侮辱以外の何物でもないから。

賢明な地元民は、安易に「原発事故」をコンテンツとして利用することの愚かしさを、ちゃんと知っている。

だからこそ、私は「福島も美味しいけれど、他の県も美味しいものが溢れている」という、川ノ森千都子さんのさりげない投稿が、嬉しかったのです。
応援の気持ちも、もちろんお有りでしょうけれど。

同情からだけではなく、「他のモノと比べても遜色ない」と太鼓判を押されたようで。

農家や農産物を扱う方々へのさりげない、けれども力強いエールだと感じました。

私に出来ることは、そっとTwitterでもご紹介させて頂き、首都圏で福島の農産物販売を頑張っていらっしゃるO氏を始めとする、県内関係者へのメッセンジャー役くらいですけれど。

そんなわけで。

川ノ森千都子さんに、本当に心より御礼を申し上げます!

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