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【俳句幼稚園】~小満

本日のTwitterお題は、小満。
来ましたね~、二十四節気^^;
苦手ジャンルの一つです。

【解説】
二十四節気の一つ。陽暦で五月二十一日ごろ。万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るという意味である。

出典:きごさい

私にとってラッキーだったのが、前日にまたまた牡丹園に行ってきたこと。
いつの間にか有料観光は終了していて(16日で終了だったようです)、無料で訪問できました。
遅咲きの牡丹が目的で訪れたのですが、この訪問が思わぬ助けとなりました(笑)。

小満にひそり浮かぶや翼の果
(しょうまんにひそりうかぶやつばさのか)

ピンボケの写真ですみません🙏
ここで言う「翼の果」とは、イロハモミジの果実です。
緑色が濃くなってきた夏楓の中で、ほんのり赤を帯びた実は、緑の中で浮いているかのよう。
なお、学術用語?でも「翼果」と言うとのこと。秋になると、完熟した実は風に乗って、飛んでいくようです。

小満にやをら立ち去る花神かな
(しょうまんにやおらたちさるかしんかな)

ここでの「やをら」は、古語の「やをら」を使っています。
なので、現代語の「やおら」とは意味が真逆になりますね。

【やをら】副詞
ゆっくり。静かに。そっと。▽物事が静かに進行するさま。

出典:Weblio古語辞典

牡丹園の中には「花神亭かしんてい」という、四季折々の移ろいを眺められる茶室があります。
写真の建物がそうですが、さすがに牡丹も散っていて、「花のシーズンはいつの間にか終わっていた」くらいの句意でしょうか。
牡丹焚火のときには、この花神亭に俳人たちが集って句会が開かれるとか。

森川先生の仰っていたように、観光客があまりいない牡丹園というのも、なかなか風情があって良いものです。
池には睡蓮の葉もあったので、そのうち睡蓮が出てきたときには、再訪して作句の参考にさせてもらうかもしれません(笑)。

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