見出し画像

【俳句幼稚園】~蝮蛇草、蛇の大八

また、何とマニアックな植物が季語になっていることか^^;
選者はなぜ毒草を、選んだのか。

私自身は、マムシグサもマムシも、割と身近にある(いる)かな?
問答無用でどちらも「近づかない」のですが、調べてみると、マムシグサは救荒植物(戦争や飢餓で食べ物が無い時に、非常食として食用にするもの)の一つなのだとか。
更には、漢方薬の材料にもなるのだそうで。
毒にも薬にもなるということでしょうか。

蝮蛇草毒斑を纏ひ食みたるや
(まむしぐさどくふをまといはみたるや)

毒舌の言える自分に酔う人って、たまにいるじゃないですか。
 そんな人の言葉を受入れるのは、稀にでいいとおもいます。

マムシグサ自体は、里芋の仲間なので、根を掘って上手に調理すると、食べられることは食べられる……らしいですが、真似しないように!
処理が甘いと、かなりの激痛と痺れに苦しむそうですよ☠
余談ですが、コンニャク芋の茎も毒々しいです💦

そして、マムシグサの別名が「蛇の大八」。
これは、マムシグサの方言から子季語になったようです。
例え植物の「マムシグサ」でも、何となくおどろおどろしさがあり、睨まれてるような……。

蛇の大八眼の合ひて後退り
(へびのだいはちめのあいてあとずさり)

「蛇の大八」で7音ですが、中七で使うのではなく、破調で。
マムシグサも、蛇のマムシも、あまり会いたくはないかな~^^;

☆ご意見・ご感想をお待ちしております。


#俳句幼稚園
#俳句は楽しい
#note俳句部
#コメント欄は宝物

これまで数々のサポートをいただきまして、誠にありがとうございます。 いただきましたサポートは、書籍購入及び地元での取材費に充てさせていただいております。 皆様のご厚情に感謝するとともに、さらに精進していく所存でございます。