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津軽海峡の景色~青森駅から函館へ

さて、絶好調のやん(矢野達也)さん、企画の番外編です。
番外編というのは、すでに私が「3本」の枠を満たしてしまっているから😅
※追記:やんさんのご厚意により、しれっとタグを追加しました(笑)。

今回は、青森駅編です。

津軽海峡冬景色

青森駅と言えば、あの石川さゆりさんの名曲を思い出す方も多いのではないでしょうか。
「上野発の夜行列車降りた時から~」という、あのフレーズですね。
ただ、それを実際に「自分の目で確かめたい」と思う人は……。
ええ、私くらいかもしれません😅

ですがやはりそこは鉄オタ。
時刻表を片手に、年末年始の臨時列車を調べて、「初詣列車」をうまく乗り継いで函館に向かうことにしたのでした。
当時のスケジュールメモを見ると、夕方に地元を発って19時くらいに仙台に到着。
光のページェントを見学した後、12/31の22:06分に仙台を発っています。

そのまま臨時の平泉行の快速に乗って平泉に向かい、平泉で除夜の鐘を撞いた後、年が変わって平泉を真夜中の3:39に「快速ジパング」で盛岡に向かっていますね。

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ジパングは、JR東日本が所有するイベント列車の一つで、こんな内装でした。
何だか、松本零士氏の「銀河鉄道999」の機関車部分を彷彿とさせます(笑)。


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で、盛岡に到着したのが朝…というよりまだ真夜中の4:43分。
眠気で朦朧としていてよく覚えていないのか、始発の6:44まで何をしていたんでしょう😅

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18キッパーの間では悪評高い701系ですが、青い森鉄道の管轄では、ロングシートとクロスシートが千鳥状に配置されている車両もあります。
なお、写真のマスコットは「モーリー」。

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こんな感じで、ボックスシートが確保できればラッキーです。

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始発までの時間、何をしていたかはよく覚えていません。
何せ真冬の盛岡ですから、年末年始ということも見越して、朝食も予め仙台で購入していた気がします。

恐らく、盛岡駅で目的の列車が入線してくるまでは、駅構内のベンチでウトウトしていたのではないですかね。
この後、八戸で乗り換えをし、青森駅に到着したのが10:12となっています。
その時点での画像が、こちら。

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ああ、青森ベイブリッジも見事に吹雪の向こうに霞んでいます。
これぞ、リアル「津軽海峡冬景色」(笑)。
この後、スーパー白鳥に乗って函館へ向かいます。

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夏の青森駅

私が北海道方面に電車で旅行する際によく利用するのが、北海道&東日本パス(普通列車限定)です。

青春18きっぷと使い方のルールはよく似ているのですが、一番違うのがこのIGRと青い森鉄道が利用できる点でしょう。
また、特急券を別途購入すると、新青森ー函館間が特急利用できるというのも、大きな特色でした。
現在でも、この機能は北海道新幹線に引き継がれています。

私の地元から北海道までこのきっぷを利用すると、7日間通しで乗らなくても、十分元が取れたんですね。

で、やっぱり中継地点である青森駅で時間が余ることが多く、青森駅周辺をウロウロしたこともあります。

なので、noteで別の方への返答でも触れたように、思いがけず「青森ねぶた祭り」の最終日だったこともありました。

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最終日は、花火大会と海上ねぶたが同時に開催されるんですね。
このとき、駅から歩いて15分ほどのところにある観光物産館「アスパム」に登って、花火と海上ねぶたを見学。
ねぶたの詳しい解説については、青森出身者におまかせします(笑)。

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で、このとき私が立ち寄ったのがこちらの「ふじや」さん。
夏の限定メニューということで「生いわし丼」を食べた記憶があり、本当に美味しかったです!
青森は、やっぱり魚介が美味しいんですよ。


さらに、有名な「のっけ丼」。
facebookのデータを見ると、これで1500円とありますから、かなりお得感がありました。
冷静に考えたら、青森と函館は津軽海峡を挟んでいるだけだから、食材の品質にそう大差はないんですよね。

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で、青森駅の横にはかつての青函連絡船の名残として、八甲田丸が繋留されています。
八甲田丸は記念館になっており、青函連絡船の詳しい歴史を学べます。
対岸にある摩周丸(函館駅近く)も訪れましたが、八甲田丸の方がきちんと整備されている印象でしょうか。
青森駅からも近いので、再訪したい場所の一つです。


奥に見える長い連絡ブリッジは今では立入禁止でしょうけれど、何となく当時の面影があると思いませんか?

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これも、当時を偲ばせる1枚。

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スーパー白鳥の奥に見えるのは、普通の「白鳥」でした。
普通の白鳥さんは、もうとっくに解体されているんでしょうね。

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さて、眠い目をこすりつつ。
スーパー白鳥に乗って津軽海峡の下をくぐり抜け、いよいよ真冬の北海道に上陸です。

おまけ:急行はまなす

扱おうかどうか迷ったのですが。
青森駅と言えば、やはり「はまなす」の存在は欠かせません。
写真はフリー画像より。

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かつて急行はまなすは、青森ー札幌間を結ぶ最後のブルートレインとして、注目されました。
私はこの急行はまなすも乗車しており、思い出深い列車の一つです。
独自の仕様として、「のびのびカーペットカー」なるものもあって、これが急行料金+指定料金でゴロ寝が出来たので、寝台車に手が出ない人には非常にありがたい車両でした。

のびのびわんこ


このエンブレムがかっこいい。

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今となっては貴重かもしれない、はまなすのカーペットカー内部。
カーテンで仕切られているだけですが、結構プライバシーは保てるので私はお気に入りでした。
でも、当時はすでに人気沸騰中ということもあり、指定席はかなりの高倍率。特にお得感のある「カーペットカー」の切符を取るのは、本当に大変でした😅

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カーテンも、意外ときっちり閉めれたんですね。
狭かったけれど、それもブルートレインの醍醐味。


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ブルートレインは、サンライズも乗車経験があります。
どうも、「fast」が優先されがちで、経営効率から言えば確かにブルートレインは効率が悪いのでしょう。
でも、各種ブルートレインも、今となっては贅沢な楽しみだったのかもしれません。

青森駅を扱いながら、ふと思い出したエピソードです。

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