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文章のジャンルに優劣はないよね

時折、「エッセイ」を否定する方を見かけますが…
「エッセイを見下すなんて、勿体ない!」

この記事に真っ先に反応された方、身に覚えがあるでしょ(苦笑)?
名指しは避けますけど…。

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多分、ご本人が書きたい文章の本質は、どのジャンルの文章か?というよりも「人を動かすような文章」なのだと思います。
だから、エッセイで評価されたというのも、ちゃんと掲載元の心を動かしたからだと私は推測しています。それが、たまたま「エッセイ」というスタイルだっただけ。


私自身はライタースクールに通っていないので、書籍やYou Tubeからの情報を元に色々工夫しているわけですが。
一応、資格学校の裏方もいたことがあるので、ジャンルが違ってもある程度「○○スクール」のやり方が見えるところもあるわけです。別に、その手法は否定しないですよ。スクールのサービスに満足している方は多いですし、成果も出していますから。

ただしひょっとしたら、ご当人、そこで影響されすぎて自分の良さを見失っているんじゃないかな…と、最近思うのです。
私自身かつて教育業に携わっていたから、今でも気を付けていることでもありますけれど、師弟関係って、多かれ少なかれ仕事観とか人生観に影響を与えますからね。

時折、「エッセイ」を小馬鹿にする人がいるけれど、私はそれこそ「馬鹿
じゃないの?
」と、結構意地悪い目で見ています。  
そんなことを言い出したら、小説家✕エッセイとか、コラムニスト✕エッセイとか、全滅でしょ(苦笑)。
ポリシーとして、「エッセイは書かないぞ!」と決めている人もいるかもしれないですけれど。

何よりも、彼の「エッセイ」に対して「スキ」や評価をしてくれた人々に対して、失礼じゃないかな~と、思うわけですよ。



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私の心の師である、尾藤先生の毎日アップされている記事が、私のスタイルのお手本になっているのですけれど。
私が解説するのも非常におこがましいのですが、毎日拝読していて、気付いたことがあります。

尾藤先生は、掲載媒体やそのターゲット層によって、文章スタイルを少しずつ変えていらっしゃいます。

ある時は、サラリーマンが好みそうな「池井戸潤氏」風のストーリー仕立てだったり、またある時は、ガッツリ「政治と縁の深い方らしい文章」だったり。

もっと具体的に言うと、例えば「オトナンサー」掲載の文章と、「AERA」などの掲載でもだいぶスタイルや語り口が違いますね。

でも、どちらのスタイルでも私は好きで、「尾藤先生らしいな~」と感じながら、せっせと掲載元まで飛んで拝読しています。

余談ですが、ついに「オトナンサー」のRSSまで設定してしまったので(笑)、同じようなことを今度は自分も参加して、今のクライアントで私のファンの誰かが、実現できるような記事を生産するのも私の目標の一つです!
「パイオニア精神で新しい風を吹かせる」のが好きな人ですし(笑)。
ちなみに、尾藤先生のお名前をかねてより存じ上げていたのは、かなり前から「オトナンサー」のyahoo転載記事を読んでいたからです。

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また、私が敬愛する「いおり」さんもそうですね。
彼女も「お仕事用」の記事と、「自分が書きたいタイプ」の記事でスタイルが微妙に違いますが、やはり「真面目さ」+「読者に対するサービス精神」に溢れています。

後は、末吉先生の記事も「時には迷いをさらけ出しつつ、昨日とは違う自分を常に意識している」ような、時には洒脱なユーモアを交えた世界観が、好きです。ただしエッセイ以外のスタイルを見たことがないので、ぜひ別スタイルの文章も拝読したいところ(笑)。

※ついでで申し訳ないですが、氏のKindle本もちゃんと購入しています。ただし、Amazonレビューは「年間5000円以上購入の方のみ」の壁に阻まれたことを、白状します。。。
(普段はあまり利用しない。Amazonのケチ…)

お三方とも、スタイルや得意ジャンルが違っても、最近の私の行動にちゃんと影響を与えているのですから、やはり素晴らしい書き手だと思います。

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「お前が言うな!」とどこかから怒られそうですけれど。
Aさんの「ライター」を意識した文章は、多分「格好いい、スタイリッシュな文章」を意識しすぎです。例えば労働問題に触れた記事だと、私も一応労働法をかじっているけれど、「文章が長い、読みづらい!難しい!」
…と感じました。辛辣でスミマセン。
(ちなみにお仕事では、原則として一文あたり80文字以内に抑えています。参考までに!)

ただしエッセイ風の方は、同じような境遇の人は非常に読みやすいと感じます。賞を決定した人も、その点を評価したんじゃないでしょうか。

ライティングの基本に立ち返って、「ペルソナ設定」(読者層が共感しやすいモデル像)をもう一度意識すると、「ライターとして意識した文章」でもいい文章になるんじゃないかな~というのが、私の感想です。

後は、私が割と当初から意識していることとして、「スキ」の方々の内訳を見てみると面白いと思います。
固定ファンは相互フォローの場合が多いので、それだけではなく、「タイムライン表示」(恐らくですけれど)や「ジャンル検索」からいらっしゃった方々のことです。

私の場合は、「教育系」の記事の場合は学生だったり教育業関係者だったり、主婦の方々だったり。
「ビジネス系の話」の時は、「経営者」(ジャンルを問わず)だったり、「ベンチャー魂」を抱えている方だったり。

この観察と意識って、多分ブロガーでもライターでも必要です。

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一度、「編集者目線」に立つ方々の文章を、色々と読んでみるのが、おすすめですよ!
「編集者」と言っても、cakes炎上事件を見ても分かる通り、色々なタイプの編集者・編集チームがいると思うので、ライター業をする時に、自分がどういう人と仕事をしたいのかを見直す意味でもいいと思います。

これまで数々のサポートをいただきまして、誠にありがとうございます。 いただきましたサポートは、書籍購入及び地元での取材費に充てさせていただいております。 皆様のご厚情に感謝するとともに、さらに精進していく所存でございます。