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[英語家庭学習] 中学に入る前に翻訳者の私が自分の子どもに教えたこと

はじめに書いておくが、自分の子どもが中学に上がるぐらいまで、我が家では英語学習をほとんどやってこなかった。

子どもが小学生だった頃、英会話教室などの英語系の塾に通う友達もそれなりにいたが、我が家はほぼ何もしていない。

私は社会人になってから英語独学を趣味とし、短期留学やワーホリなどでカナダに約1年半住んでみた経験がある。ある程度英語に自信があって住んでみたのにも関わらず、当初現地での「英語が話せない、聞けないショック」はものすごく衝撃的であったことを今でも覚えている。

なので週に1時間ぐらいの教室で効果が出るものなのだろうかと、ずっと悶々としていた。単純に送り迎えとかが手間でやらなかっただけかもしれない。

そんなナマケ者のわたしであるが、趣味で英語独学を長い間続けてきたこともあり、英語学習に対する嗅覚や直感みたいなものが少しはあるのではとほんのちょっとだけ自負している。

そして、子どもの中学入学直前に急に思い立ってやったことがある。

「フォニックス」だ。

フォニックスとは、つづり字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法のひとつで、ネイティブの子どもたちが読み書きを学ぶために用いられるものである。

なんか回りくどい説明だが、要は日本語にはない発音をひたすら練習するのだ。わたしが現地で英語が聞けなかった理由は、多分これをやっていなかったからだと思う。自分が日本の学校で聞いてきた英語と、現地で聞く英語は別ものだった。カタカナ発音が定着してしまう前にこれは必須だ。

なぜフォニックスだったかというと、6年生の時に持ち帰って来た英語のプリントを見てピンときた。単語のうえにカタカナで読み方が鉛筆で書いてあった。自分で書いたか先生に言われて書いたのかは不明だ。

私が中学生の頃は英語の授業にフォニックスは無かった。今の小中学校ではあるようだが、授業時間の関係もあるのか、わりとあっさり終わってしまう印象だ。


なので、齋藤留美子さんの書いた「書いて覚える楽しいフォニックス」という本を購入して、中学入学直前に少し集中してやってみた。

しかし、買ったからと言ってすんなりと子供が発音練習をしてくれるかというと、それはまた別の話しになる。

なので、親が勉強をしているふりをしてリビングなどの共用の場で付属のCDを何度もしつこく再生し、同じ場にいる子どもの耳に入れる。親自身がぶつぶつ発音練習をしている姿を見せたりもして。

あるいは、子どもが風邪とかで寝込んでいるときはチャンスだ。うちの場合、このCDを購入した辺りにたまたまインフルにかかった。インフルの治りかけは比較的元気なのに家にいなくてはならない。この時期に集中して付属のCDを何度もかけてみたりもした。
普段なら「もうそのCD止めてよっ」とか言われてしまうのだが、少し体が弱っている時は、わりとなされるがままである。

と言うか、もっと小さいうちからやっておけばよかったと思う。我ながらいつも行動が遅い。

現在中学生のうちの子の発音はどうかというと、私が中学生の時と比べると良い感じだ。ネイティブ並みかとか聞かれるとそうではないが。

まだ中学生なので結果が出るのはだいぶ先なのかもしれない。

ちなみにフォニックスカードも購入したが、こちらは低学年向きだった。まだカルタが楽しい時期にやってあげればよかったと思ったが、もう時はすでに遅し。小さいころに楽しめれば良かったな。


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