Movie Review: Me before you

こんにちは。もりりおんです。
今回も映画のレビューをしていきたいと思います。
今日ご紹介するのは、「Me before you」。
日本語のタイトルですと、「世界一キライなあなたに」というんですが、
ご存じでしょうか。

事故により首より下が麻痺しており車いす生活となってしまった男性と、
その介護を担当することとなる女性の物語です。(超アバウト)

この作品、実は結末に関して結構賛否両論ある作品らしいんですよね。
内容や結末がばれてしまっても観る方に申し訳ないので、予告編で公開されている内容まで触れてお話しようと思います。

個人的な感想としては、
「人を変えるのも愛で、受け入れるのも愛なんだなぁ」
でした。
最初は介護の仕事に慣れないヒロイン、ルイーザの姿を見て、ちょっとそそっかしくて見てられない、、!!と思いました。どちらかというと田舎っぽさの残る女の子が、車いす生活でありながらどこか都会的な雰囲気で人生を楽しんできた男性、ウィルにほんのちょっと馬鹿にされながら変わっていく、みたいな感じのイメージを持ちました。笑

でも見ていくうちに、きっとウィルは悔しいんだろうな…と感じるシーンが多くなっていきます。自分はやりたいことがあっても他人の手を借りないとできないことが多いのに、彼女は出来る身体があるのにやりたいことがなく、持て余している。どうして自分だけ、、という気持ちにもなりますよね、、。
でもそんな彼に触発されて、彼女も色んなことに挑戦していくようになります。
ウィルはルイーザの純粋な気持ちに、ルイーザはウィルの挑戦的な人生に、お互いに影響され、そして惹かれ合っていきます。

しかし、ウィルにはルイーザと出会う前に決めていたことがあります。
それは、「自分が生きるのは6カ月間。それを終えたら、安楽死をさせてほしい。」というもの。
彼は自由に生きるには不自由すぎるその身体で、長く生きていくことに耐えられなかったのだと思います。
それを知ったルイーザは、なんとかウィルに生きていてもらおうと、その決断を変えてもらおうと、奮闘していく、、、、

と、言うお話です。
この映画を見て、私はとても感動しました。その時付き合っていた彼をも捨ててウィルのために生きようとしたルイーザの愛と、そんなルイーザに惹かれているが故に彼女を縛りたくないウィルの愛。

お互いにお互いを想いあっているのに、どうしてこんなにうまくいかないものなのか、、好きという気持ちだけじゃ生きていかれないんですね。
愛について、人生について私はとっても考えさせられました。
「安楽死」という難しい内容を扱った作品ということもあり、結構批判の多かった映画なんだそうです。

自分だったら彼の選択や決意を受け入れてあげられるだろうか、逆らえないものに飲まれて行く彼を見守ることなんてできるだろうか、と思いながら観てしまいました。大事な人が今自分の近くにいて、会えるってとっても素敵なことなんですね。もっと大切にしなきゃなぁと思いました。

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