枕の高さが合っていない

文字通り、枕の高さが会っていないのである。
それも年単位で。

そも、自分は5年程前に今の家に引っ越しをしてから、寝具を変えていない。
シーツなんかは変えたりしているが、ベッドの木枠もマットレスも枕も約5年間そのままにしている。
問題は枕。
高さが絶妙に合っていない。その上硬い。
初めて使った時、高さも硬さも合わなかったから、枕無しで寝た程である。

実際、高校生の頃ぐらいまで自分は酷い寝相を誇っていたし、起床したら枕が無いことも多々あった。
故に、枕なんか無くても、なんなら眠る際の足置き位にしても良かったのだ。

だが、もう大人だ。成人に近づくにつれて、恐ろしい程の寝相はなりを潜め、眠る際に頭が低いと眩暈のようなものも感じるようになって来た。
ついに、枕が必要になってしまったのだ。

しかし、高さの合っていない枕を使うことで、肩凝りやら、寝違えのような首の痛みやら、様々な弊害が出ている。
由々しき事態である。
だからといって、巷で見るような自分専用の枕を作る程の費用も無い。
そんなものがあればすぐにでもオーディオインターフェースを買い換えるか、趣味の観劇のチケットをとる。
結局のところ、費用をそこに割く程でも無い癖に言っているだけなのだ。
我ながらどうしようも無い。

とは言え、いよいよ高さの合っていない枕を使うことの弊害が洒落にならなくなってきた。
例えば、疲労と友達になりながら帰ってきた日に眠る。
すると翌朝、信じられない程回復していないのだ。
アレ?仮眠でしたか?今の?そう思える程に回復が遅い。
ライブ終わりなんか最悪である。何の疲労も取れない。翌朝、へとへとになりながらバイトに行っている。
確かに、十代の頃と比べて体力なんかは落ちた。だがしかし、これはあんまりにもあんまりである。
ライブで少し首を振っただけで、首周りが次の日動かない。
その度に、自分が尊敬する頚椎を痛めて活動休止しているアーティストの方が思い浮かぶ。
自身の活動の寿命を伸ばすためにも、高さも硬さも合っていない、この枕と早急におさらばしなければ。
そう思ってこの日記を書いている。

書くだけ書いておけば読み返した時に枕を買おうと思ってくれるだろう。
その時に費用があれば。
量産品で良いのだ。今の枕よりも柔らかで、高さが均一でさえあれば。
うちの枕の合っていないところランキング一位は高さが均一では無い、という所だ。
これのせいで寝返りを打つ度に頭が高くなる。真ん中が凹んでいて、両端が高い。
何かしらの意味があるのだろうが、これが本当に合わない。
これさえ無ければまだ合ってくれた気がするとまで思える。

寝具にはお金をかけた方がいいとは言うが、現実的にそうもいかない。
もっとお金をかけたい場所は別にある。
ネット通販なんかで枕を購入したら、きっとまた同じような日記を書く羽目になりそうだ。
お金をかけれない代わりに、せめて店舗で現物を見て購入しようと思う。

いつになるかは分からないけど。

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