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自己紹介を、する
情報の濁流と言われて久しい現代社会において、書き手の自己紹介は最早不要であろう。
広大なインターネットの海の中の一坪にも満たない「私」を開示することなど、地球温暖化の解消どころか呪力増加に寄与することすらないことは最早周知の事実となっている。
ただ一方で、このモノローグを読むことができるほど電子の潮目を理解している探究熱心で命知らずのダイバーである皆様に対して、ある程度の歩み寄りをしなければならないという気持ちが私の膣内に存在することも事実である。
奥底に眠る暴れ龍、嘲り人が「承認欲求」というらしいそれと向き合いつつ、ある種信念に近い私の自己紹介に対する当初のスタンスとなんとか折り合いをつけることが必要になる訳だ。
熟考の末、私が導き出した結論としては、この話はここで辞めるということであった。
このノートを手に取った読者にとっては意外に思われるかもしれないが、書き手である私は実はヘーゲルではない。賢さとは無縁の存在である。
相反する二つのアレやコレやをまとめあげて止揚することなどできやしない。出来ないことを無理に行なって足首を痛めた経験が私にはある。
以上が今回の内容である。生憎私に文才の神は微笑んで来なかったため、その読みづらさは瞠目と言って差し支えなかろう。それでも最後まで目を通すことのできるタフな神経をお持ちの貴方にとってはもしかすると十分な自己紹介であったのかもしれない。
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