お客さまの期待を超え続けるには、「先行投資×圧倒的な学び×考え抜く思考」が必須

起業の学校を運営していると、無価値な情報商材と類似商品だと勘違いされる方から、「教育サービスって、初期費用ゼロでスタートできて美味しいですよね」と言われることがごく稀にあります。

ただ、私が創業した際の実態としては、サイバーエージェントやLIFULL、ベネッセなど東証プライム上場企業の創業社長や投資家から、超優秀なメンバーを派遣いただき、また超優秀な学生インターンにも参画いただいた上で、総力をあげて起業家が生まれる構造や事業開発プロセスについて研究。講座開発にかなりの投資をしてきました。

そのため、創業して3年間はずっと赤字で、仮説検証も含めた講座開発に数千万円のお金がかかっています。

一方で、自分の経験値だけをPDFにまとめて販売する低レベルな情報商材が、いっとき巷に溢れていました。しかし、当然ながら、そんなクオリティではお客さまの期待を超えることはできないため、そのようなサービスは気づくとすっかり消えていきました。

お客さまの期待値を超えるサービスを提供し続けるためには、「先行投資×圧倒的な学び×考え抜く思考」が必須だと感じています。

私たちは、1人では到底調べきれない「起業に踏み出して、成功体験を積むために必要な行動と思考の型」を、誰よりも調べ、考え、実践検証を繰り返して、型を磨き続けています。

振り返ると、私が今やってることは、父親がやってきた事業と、本質的には全く同じだと感じています。

父親はアパレルのセレクトショップを経営していましたが、そのお店に行くと、誰が行っても必ず無料でコーヒーが出てきました。コーヒーを飲みながらの雑談を通じて、お客さまのお仕事やライフスタイルをお伺いし、そのライフスタイルや体型に合った、最適なトータルコーディネートを考えご提案することで、成長してきたお店でした。

その提案内容が、お客さま自身で洋服を探しているだけでは考えられないほどの、期待値超えの提案だったからこそ、リピーターが積み上がっていったのだと理解しています。

しかし、期待値超えの提案をするには、毎年、ヨーロッパに足を運び現地の情報や商品を仕入れ、かつどんな体型にはどんなスタイルがカッコいいのかを学び、失敗も含めて膨大な仮説検証を繰り返していく必要があります。

この「先行投資×圧倒的な学び×考え抜く思考」プロセスをサボり、他人の思考に依存し、コピペでサービス提供をし始めると、お客さまの期待を超えることができなくなり、会社は消えていくのだと感じています。

人間社会の中で、必要として頂きながら生きていくためには、周りの方の期待値を超え続ける必要があります。だからこそ、「先行投資×圧倒的な学び×考え抜く思考」プロセスをサボってはならない。

これも、一族で引き継いでおきたいこととして、書き記しておきます、

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