マガジンのカバー画像

トレーニング

33
ただただトレーニングの話し
運営しているクリエイター

#日記

第4回対談:一歩先をみるトレーナーの渡世術

7月からスタートした対談企画も今回で4回目となり、ちょっとずつ要領が掴めてきた気がします。 そもそも、なんで対談を始めたのかというと、いろんな理由があるのですが単純にトレーナーの横のつながりを広げたいなと思ったから。チームに属しているトレーナーって外に出る機会が少なくて(土日は練習と試合だし、平日の夜も拘束されていることが多い)意外と孤立しがち。 わからないことがあっても相談できない、今の状況が当たり前だから疑問に思わない、なんてことが往々にしてあります。 他にも協会の

筋肉をつけることよりも、今ある筋肉を活かす方法を知る

先日インナーマッスルとアウターマッスルの役割の違いを記事にしました。簡単にいうとインナーマッスルは骨頭を求心的に引き込んで関節を安定させる作用があるということです。 さらにもう一つ大事な理由があることを忘れていました。それが今ある筋肉を活かすことができるということ。 インナーマッスルが働いていない状態は、関節の動きに不安定さや制限がかかりやすくなります。 例えば股関節の外旋に引っかかりが出ているとスクワットや開脚に制限が起こり、100%の力を発揮できるところを50%くら

データをどう活かすのか、よりも前に考えておくこと

昨年のオフから今年の2月頃にかけて、プロ野球界で話題になったのがドライブライン・ベースボール。 全身30ヶ所以上にセンサーをつけて動作解析を行なって理想的な動きになっているか確認したり、ボールの回転軸や回転数を計測して理想の球を投げられているかを解析します。そのデータを元に適切なメカニズムになっているか、どのように修正していくかを学び、練習していきます。 もしコロナがなく通常通りにシーズンが始まっていたら、その成果がわかりやすかったかもしれません。 ここまで専門的ではな