四国の中心部 吉延・高須の棚田
高知県の北側、四国のほぼ中心付近。
そこには四国山脈の山間に作られた棚田が広がっている。
吉延
高知県にある大豊ICから西へ進むと、本山町に入る。周りを山に囲まれ、鉄道も大規模な道路も通ることのない山間の街がそこにある。
その本山町市街地から南側に外れた山間には、吉延の棚田と呼ばれる棚田がある。
反対側の山の中腹部にある大石展望台から吉延の棚田を望むことができる。
また、棚田の近くにも展望台があり、棚田を間近に望むこともできる。
しかし、ここは棚田だけが魅力ではない。
周りを山々に囲まれてあるため、光害が少なく、星がとても綺麗に見ることができる。
棚田を間近に望むことができる展望台と天の川を撮影した写真。
四国の中心部で、天の川が吠えている。
星々が吠えている。
また、棚田に張られた水によって反射する星あかりを見ることもできる。
高須
先ほどの吉延の棚田がある本山町の隣町、土佐町にも同じように棚田がある。こちらは、棚田が西の方角を向いているため夕日の撮影スポットとして人気がある。
高須の棚田と呼ばれるこの地域は、民家が棚田の近くに点在しており、自然と共存する人々の生活を見ることもできる。
高須の棚田は、一つ一つの棚田が大きく、田んぼに水を張る時期に行くと、水面に反射する空をとても綺麗に見ることができる。
そして、冬でもそこには絶景が広がる。
南国である四国地方ではあるが、厳冬期は雪が積もる。
滅多に見れない景色は、とても見応えがある。
棚田とそこに住まう人々。
そこは絶景の宝庫であり、心象風景とも言えるどこか懐かしい雰囲気を感じられる場所だと私は思っている。
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