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vol.38 写真を作り上げる鍵、レンズの話。

こんにちは。
さて今回は今まであまり触れてこなかった話です。
今回はレンズの話をしていきます。
あまり機材には興味ない人でも写真の撮れる質に関わる部分なので是非見てみてください。

レンズのF値

カメラにとってレンズは写真の質を決める最重要ポイントです。カメラのボディはだいたいメーカーは2年毎くらいで新型機を出しています。センサーや映像エンジンは日進月歩で新技術が開発されています。その最新技術を搭載するためボディの更新は比較的早いペースで進められます。
しかし、レンズなどの光学分野はもうすでに性能限界がきており、新技術などの開発はボディよりも難易度が高く、更新されるのは10年に1度という場合もあるほど、レンズは滅多に新しいものが出ません。

よく「レンズは資産」と言われます。その理由としては既存のレンズが新しいものに変わるのは10年に1度程度なので、1度買えば長く使えますね。

さて、カメラを持っている人はなんとなくお気づきだと思いますが、レンズの値段はピンキリです。
今回は例としてCanonで見ていきます。 

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撒き餌レンズとも呼ばれる、カメラを始める人にオススメされるレンズです。
50mmF1.8というレンズです。
この50mmという数字は焦点距離、F1.8という数字は最低絞り値です。
この二つは以前説明しているので復習したい方はこちら。
レンズの焦点距離

レンズの最低絞り値
さて、ではここでこれを見てましょう。 

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50mmF1.4というレンズです。
焦点距離50mmは変わらず、F値が先ほどより0.2小さくなりましたね。ですが価格は大幅アップです。
さしてさらに、こちら。 

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これも焦点距離は変わらずF値がまた0.2下がりました。そしてLという文字が付き、価格はぶっ飛び上がりました。

ではなぜ、レンズのF値が低くなればなるほど値段が上がるのか。
そもそも、レンズのF値が低いとどういう場合においてメリットがあるのかはわかりますか?(覚えていますでしょうか?)
F値が低いということは、写真を撮る時に被写体をより明るく、よりボカして撮れるということになります。 特に星などを撮る際、空は真っ暗なので明るく撮る必要があります。そのためにはレンズのF値が深く関わってきます。

F値が低ければ低いほど写真を撮る際により明るく撮ることができるため、シャッタースピードを無理に長くしなくても良くなる、ISO感度を無理に大きくすることを防げる、ということになります。

F値を小さくするには技術的に非常に難しいものです。そのためにレンズが高額になります。

レンズの種類

さて、レンズは多くの種類があります。

通常よく使われるレンズとしては、
超広角レンズ
広角レンズ
標準レンズ
中望遠レンズ
望遠レンズ
超望遠レンズ
となります。

これはレンズの焦点距離で分けられており、焦点距離の数値が小さければ小さいほど広角、大きければ大きいほど望遠になります。

そして先ほど例として使った焦点距離50mmのレンズなどは50mmの焦点距離でしか撮影ができません。
このような焦点距離が決まっているレンズを
単焦点レンズと言います。 

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そしてこのような24-105という焦点距離のレンズもあります。
このような様々な焦点距離で撮影ができるレンズを
ズームレンズと言います。

単純に考えるとそれぞれの焦点距離でレンズを揃えなければならない単焦点レンズと、1本で多くの焦点距離をカバーできるレンズでは、ズームレンズの方が便利ではと思われるかと思います。
では単焦点レンズのメリットとは何なのか。

単焦点レンズとズームレンズ

単焦点レンズがズームレンズに勝る点は、描写能力です。
ズームレンズは多くの焦点距離でパフォーマンスを維持するため、全体的に描写性能が平均化されます。

しかし単焦点レンズは焦点距離が固定されているため、その焦点距離での最高の描写性能を引き出すことができます。
先ほど話した単焦点レンズの価格層が出来上がるのはその描写性能をどこまで作り上げるか(最低F値、描写能力)で価格が変わってきています。

最近は技術の向上によってズームレンズでも描写性能は比較的高くなってきています。

限られた焦点距離で最高の性能で撮影するか、幅広く撮れる焦点距離で多くの画角を撮るか。

人それぞれどこを重視してレンズを選ぶかは自由です。好きなように買い、好きなように楽しんでみてください。

ズームレンズについて

さて、ズームレンズは各社かなり多くのラインナップを出しています。ズームレンズの中でも性能を最大限に引き出したレンズ群が各社存在しています。

そのレンズを大三元レンズと言います。

大三元レンズとは、レンズの最低F値が2.8通しのズームレンズのことを言います。ズームレンズは望遠にすると最低F値の数値が構造上大きくなってしまうという最大の欠点があるのですが、それを全域で最低F2.8にできちゃうレンズのことです。
Canonを例に見てみます。

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このようなレンズたちです。価格はズームレンズの中でも高い部類に入ります。基本的にこの大三元レンズが揃えばなんでも撮れます。ただしその道のりは色々な意味で険しいです😇

また小三元と言われるラインナップも存在しています。
こちらは最低F値が4.0のレンズ達です。

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先ほどの大三元よりかは少し安めになっているのでお手頃に揃えれます😇
夜間の撮影や、ボケ量を気にしないのであれば小三元でも十分に写真は撮れます。

写真の質

さて、ここからは少し写真論の話です。
そもそも質のいい写真とは何なのか。
画質が高い写真なのか、センスがある写真なのか、はたまた構図などがびしっと決まっている写真なのか。

答えはもちろん全部、質です。
写真の質で何を重要視するかは個人の自由です。

だからこそ多くの表現方法が生まれ、同じものを撮影しても他人が撮影した写真と自分が撮った写真では印象が大きく違うこともあります。

その自分だけの質を求めて写真を撮るために、是非レンズ選びは慎重に、そして楽しんでみてください。



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四国を中心に写真を撮ってます / X-H1 / 写真が好きな大学生のnote。 マガジン「始めよう、写真」連載中。写真に関係する様々な情報を載せています。【https://twitter.com/@k_i_ta】【https://instagram.com/k_i_ta

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