vol.49 自分には写真のセンスが無いと思っている人へ。
こんにちは。
今回は技術的な話ではありません。
写真という芸術的分野をやる上で必ず誰しもがぶち当たる壁、"私にはセンスが無いのかもしれない"ということについて話していけたらなと思います。
写真をただただ趣味で続けている者の考えですが、もし迷っている方がいたら参考にしていただけると嬉しいです。
センスとは
写真を撮り始めて少し経つと気付くこと。
それは、自分の撮った写真を見てセンスが無いのではと思ってしまうことです。
SNSで写真を見ていると、自分より上手い人はいっぱいいるし、撮る目的を失ってしまう(いわゆるブランクに入る)人もいるかもしれません。
写真を撮っても何にもならない。どうやってもうまくならない。何が原因で下手に見えるのかがわからない。そんな人もいるかと思います。
ここで少しだけ僕の話をさせてください。
僕はカメラ自体に興味を持ったのは小学生の時で、家族旅行などでは写真担当でした。
その頃は知識などはなく、ただ写真を撮ることが楽しくて撮り続けていました。
高校の頃はお年玉を貯めて買ったコンデジで写真を撮り続けていましたが、ある時2〜3ヶ月くらい写真を撮らなくなった期間がありました。
上記に書いたような思考をしている期間(ブランク)でした。
何を撮っても上手くならない、上手い撮り方ってなんだろうと考えてはいたものの、特に改善のために知識を得ようともしませんでした。
だって何を勉強すればいいかわからないですもの。
結局、しばらく経ってから学校のイベントがきっかけで写真を撮るようになりましたが、自分の中で明確な写真を撮る意義は見つけれてませんでした。
カメラの技術的な分野に興味を持ち始めたのは大学生になってからです。
大学生になって今までとは全く違う生活になり、時間とお金が中学、高校の頃よりも大きく確保できるようになったことから、今までできなかったことができるようになりました。
そして、大学生になってしばらく経ってから、自分の撮りたい写真が明確に決まりました。
決まるきっかけとなったことは、「自分らしさ」を写真で出せるようになったからです。
「自分の感動した景色、言わば思い出を多くの人に共有し、美しいこの場所を知ってもらいたい」
この言葉を念頭に写真を撮り、自分らしい現像を行っています。この目的を達成するために写真の勉強にも、現像の勉強にも力が入るようになりました。
センスとは、自分らしさだと思っています。
自分にしか撮れない写真は誰にでも存在しています。
家族、ペット、友達、日常の風景。
同じ日を過ごしても人それぞれ見ているところは違います。
その、自分にしか気づかないようなモノを写真に撮ってみてはどうでしょうか。
写真にしろ、どんなものでも、自分らしいモノを見つけることが大切だと僕は思っています。
人と同じようなことをやってもつまんないと私は考えるので、そのような考えの人はぴったり当てはまるのではないかなと思っています。
自分らしさを見つけるには時間がかかります。
人によってはすぐ見つけられる人もいれば、なかなか見つけられない人もいます。
見つけられないからといってやめてしまってはそれまでの努力が水の泡です。
どんなに上手い人でも、努力は必ずしています。
努力もしないのに完璧なモノを作れるのが天才と言われる人です。
どうしたら"上手く"なるのか
そもそも上手い写真、いい写真ってなんでしょう。
構図が整っている写真、色が整っている写真。
僕は違うと思っています。
写真は、その時の思い出を残すモノ。
それならば、その写真を見返した時にその時の思い出が蘇るような写真が"上手い、いい"写真なのでは無いでしょうか。
記憶を蘇らせるためには、やはり、センスと呼ばれる物が必要かもしれません。
完璧を作れるセンスを初めから持った人は天才と呼ばれるのでしょうね。
でもセンスは技術で補填できます。
そして、その思い出を蘇らせるほどの綺麗な情景を残すためには撮影技術も必要になってきます。
天才でないのならば努力をしましょう。
基礎的なカメラの使い方、基礎的な写真の知識を身につけた上で、それを応用しつつ撮影を積み重ねる。
何枚も撮っては見直して、撮っては見直して。
その写真を他人に見せてみて評価をもらって。
コンテストに出してみて。
上手い人の写真を見て。
何事もその繰り返しです。
写真では、撮って、見せて、見て、撮り直す。
自分1人では限界があると感じたら他人の力を借りましょう。
上手くなるための方法なんていくらでもあります。
あきらめずに続けてみてください。
そして、自分らしさは自分で決めることです。
自分が納得のいく"らしさ"を見つけてください。
どんな趣味も、どんなものでも続けることに意味があります。
続けることで着実に知識と経験は積み上がります。
その先に自分らしさを見つけることができるはずです。
僕もまだまだ勉強中の身です。
自分らしさを見つけて磨いていきましょう。
そうすればセンスは出来上がるはずです。
いい写真についてはこちらのnoteでも書いています。
よろしければぜひ。
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