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四国の風景と絶景

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四国の絶景、風景を鮮明に描くマガジンです。
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#高知

高知と徳島の県境に位置する秘境 ベふ狭

高知県と徳島県の県境に位置する渓谷、ベふ狭。 “別府”ではなく“ベふ”とひらがなで表記する。 高知市内、徳島市内のどちらからでもおよそ2時間かかる山道を走り続け、細い脇道に入る。その道をクネクネと走っていくと視界が開け、ベふ狭に到着する。 そこは紅葉の名所として知られており、11月中旬頃からベふの山々は赤く染まる。物部川の上流であるため、水質も非常によく、ヤマメの仲間であるアメゴや鮎のスポットとしても知られている。 高知県は全国でも降雨量が多い地域である。そのため、河川

足摺岬 天の川

四国最南端。 高知市内から高速道路を用いても車で4時間かかるその場所は、まるで亜熱帯気候の国に来てしまったのかという感覚に陥る。 シダ植物、椿の木々のトンネルを抜けるとそこには、足摺岬がある。 駐車場に車を止め、徒歩2分の展望台へ。 展望台では、地平線を照らす灯台の3本の光筋。 海上をゆっくりと進む漁船の灯り。 下を覗けば、断崖に波打っている荒波が見える。 カメラを三脚に据え、画角を決めシャッターを切る。   東の方角を見れば、岩々に波が当たり白んでいる光景が見え

室戸岬 天の川

高知県の東、高知市内からでも2時間かかる有名な岬。 道中の道のりは、ずっと海岸線の一本道。 海風を感じつつ、まったりと流れる時間を感じながら走ると、室戸岬は後10kmくらいのところでようやく見え始める。 室戸岬山頂に登る道路が山肌にウネウネと建っているのが遠くからでもはっきりとわかる。 夜に行けば、室戸岬灯台の力強い光線が見える。 ゴロゴロした石が地面に敷き詰まっていて、迫力ある大きな岩は隆起した様子がみて取れる。 そこだけ異空間のような感覚に陥る。 人里離れた海