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「スルッとKANSAI バス印帳ラリー」コンプリートまでのまとめ

あけましておめでとうございます。

さて、早速ですが年始の休暇で「スルッとKANSAI バス印帳ラリー」の最後に残っていた淡路交通と本四海峡バスを回収し、無事コンプリートすることができました!

本来なら全編NORI_LOGにて紹介したいところなのですが、動画を取るのが途中で面倒になったのでnoteにて軽くまとめてみたいと思います。

大きく「行程」「面倒だった箇所」「印象的だった箇所」についてざっくり述べていきます。

※スタンプ自体の画像は本記事にはございませんのであしからずご了承ください……

大まかにかかった時間と行程

ざっと、まるまる使った休日は4日ほど、外出のついでなどで収集した日が3日ほどでした。かんたんに回った順番などはいかに列記しておきます。
(カッコ内はラリー箇所の所在地(最寄り駅名or地名))

○まとめて回った日のスケジュール(すべて土休日)

①三重交通(名張)→奈良交通(平城山)→大阪シティバス(大阪市大正区鶴町)→南海バス(堺東)
②京阪京都交通(馬堀)→京都市交通局(北大路)→京都バス(京都市左京区高野)
③高槻市交通部(高槻市芝生)→大阪空港交通(伊丹空港)→阪急バス(梅田駅)→西日本JRバス(大阪駅)→神姫バス(宍粟市山崎)
④本四海峡バス(洲本市)→淡路交通(南あわじ市福良)

○単独で巡った社局

・神鉄バス(神戸市北区星和台)
・関西空港交通(関西空港)
・近鉄バス(河内小阪)

もしこれから回るという方がいるようでしたら、以下のようなポイントを気をつければやりやすいのかなと思います。
(もっとも、このレベルのラリーに取り組むレベルの趣味者であれば当然の知識だとは思いますが……)

1, 空港連絡バスは大減便している(特に関西空港は壊滅的)ので、一気に回る場合そこを軸にしてスケジュールを組む必要がある
→スタンプラリーの案内には「各ターミナルを結ぶリムジンバスを活用しよう!」とはあるのですが、正直現行ダイヤの関空リムジンバスを組み合わせてほかを巡るのは使いにくいです……(京都線や神戸線は高額ですし……)

2, 「同時に各社局のバスにも乗りたい」という意志がある場合、共同運行路線(例:山崎までの中国道ハイウェイバスなど)でどちら担当かについて抑える必要があるので、そこを軸にスケジュールを組む必要がある

3, 以下の営業所と鉄道駅は徒歩圏なので、うまく活用する
 ①京阪京都交通亀岡車庫:JR馬堀駅徒歩20~30分
 ②奈良交通平城営業所:JR平城山駅徒歩20分程度

行くのが面倒だった箇所

これには
①アクセス的に面倒なところ
②営業時間的に面倒なところ

の2つがありました。

①のアクセス的に面倒なところとして一番に挙げられるのはやはり地図を見て明らかにかけ離れている神姫バスの山崎待合所でしょう。大阪駅から中国道ハイウェイバスに乗車し約二時間の乗車の上、山崎ICで下車、徒歩15分程度でたどり着きます。
中国道ハイウェイバスの急行便に乗ると大阪駅から中国豊中から高速に乗るだけで1時間近くかかり、なおかつ中国道に入ってもインター毎にバス停に寄りますから、『なかなか着かないなあ、遠いなあ』という感想が出てしまいます。なお、三宮からは山崎案内所へ直行するバスが出ているのですが、コロナ渦の関係で減便されており、少し使いづらくなっています。
待合所が開いている時間も比較的早じまいで、あれこれ巡ってからここに来ると時間切れ、なんていうこともありそうです。

ちなみに私は見ることが出来ませんでしたが、この山崎待合所の近所にはかの有名な「しそうけいさつ」があります。珍スポットなどがお好きな方はぜひついでに巡られてはいかがでしょうか。
他にはお酒のお好きな方であれば「播州一献」の蔵元さんも程近いところにあります。

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宍粟市山崎にある山陽盃酒造

また、三重交通の伊賀営業所もぽつんと営業所といった立地で、ちゃんとスケジュール組をしていないと訪問が厳しいところです。神姫バスの山崎案内所は近くにイオンモールもあり、暇つぶしには困りそうにありませんが、こちらは近くにコンビニくらいしかありませんので、乗り遅れたりするとなかなかに面倒です。
ただ、営業所へ向かう路線バスが出る名張駅までのアクセスに関しては近鉄電車で比較的楽に向かうことができますし、営業所の訪問自体は10分程度で行えますので、『スケジュールさえちゃんと組んでいれば』そこまで大変ではないように感じました。

(三重交通伊賀営業所を訪問したときの動画です)

他には費用的な面で見ると淡路島島内(本四海峡バスの洲本乗車券発売所淡路交通の福良営業所)も十分に遠いのですが、福良・洲本ともに三宮から直行バスが出ており、福良と洲本間には一時間に一本程度バスが出ていますので、そこまで不便な印象は受けませんでした
福良は営業所前に道の駅が、洲本はほど近いところにレンガ造りの倉庫を活用した施設やイオンモールもありますから、待ち時間が発生しても比較的退屈せずに時間が過ごせそうでした。
なお、ノベルティの交換のことを考えますと、淡路島は最後に回ると二度行く必要がなく楽です。

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淡路交通福良営業所

「近くに停留所がない」となりますと、京阪京都交通の亀岡営業所も不便です。バスの場合、近くに停留所(陽生苑前か篠)はあるのですが本数が少なく、行きか帰りのどちらかは馬堀駅まで歩いたほうがよいのでは? と思ってしまいます。実際、私が訪問したときは京都市内からバスに乗って篠停留所で下車、営業所を訪問したあとは馬堀まで徒歩で戻りました。

②営業時間的に面倒なところは、ダントツで近鉄バス本社を挙げさせていただきます。なんと押印は平日日中だけという面倒なスポットで、平日日勤の会社員の場合、わざわざ有給休暇を取って行く必要があります。
その代わりといってはなんですが、場所は近鉄小阪駅前とわかりやすく、またスタンプの押印も自分でやらせてもらえます。よくバス定期などにありがちな大型の日付印って『こうやって捺すんだ!』という新たな気づきを得ることができました。

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近鉄バス本社の入っているビル

他には本四海峡バスの洲本乗車券発売所が朝7時からやってる代わりに15時半で閉まるくらいで、あとは一般的な10時から17時の間であれば押印してもらえる印象です。

印象的だった記帳場所

バス印帳の記帳には大きく分けて

1, 事前に用意されている押印済みの紙があって、それに日付を入れて渡す
 
→紙ではなくシール(神姫バス)などもあり
2, 事前に用意されている紙に押印し、それを渡す(手帳自体に押印しない)
3, 手帳のページ本体に押印する
 →自分自身で押印する(近鉄バス・奈良交通)もあり

の3パターンが有りました。
私は郵便局の風景印も集めているのですが、毎日郵便物に押印している郵便局員さんですら押印をしくじるのが心配なのか「お客様で押印されますか?」と聞かれる時がある(なお、これは法律的にかなりグレーなのでいつも局員さんに押してもらいます)くらいですから、1や2のすでに押した紙を用意しておくという戦法は正しいでしょう
一方で3の手帳自体に押してもらえるのはいかにも「バス印」という感じがして、情緒満点といったところがあります

まず、スタンプの凝り具合だと三重交通さんが一番気合が入っています。複数色を使った鮮やかなスタンプで、わざわざ伊賀まで行った価値があるというものです。(もっとも、にじみやすいのですが……)
他にも西日本JRバスさんなどは凝ってるなーといった感じです。変わった扱いとなると、淡路交通高槻市交通部さんの御朱印さながらの手書き文字+押印も独特で味がありました。淡路交通さんでは手書きかすでに用意されたものか選べるとのことでした。
(ただ、淡路交通に関しては他に回られた方の記事を見ると「手書き」について言及されていない方もお見受けしましたので、ひょっとすると担当者さまがいるかいないか、のような要素があるのかしれません)

特殊なサービス、となると京都バスさんの「定期券用の好きな停留所印を押す」というサービスは趣味者の心がよくわかっているなあ、なんて思いました。ちなみに私はおそらく定期券を買うことがないであろう「途中」を押してもらえました。
ちなみに京都バスさんはちゃんと手書きの「領収書」まで出してもらえて、本当に「よくわかってらっしゃる」扱いだなあとただただ感心させられました。完走記念の「昔の資料3点」も楽しみです。

他にはスタンプの「○✕交通」「○✕バス」のような文言が、高槻市交通部だけ「高槻市自動車運送事業」となっているのもニヤリとさせられます。京都市や神戸市のような「交通局」といった独立した企業局の体裁を取っていませんから、こういう表現になるのかなといったところです。
(最も、一般的な市の予算とは切り離された特別会計の枠組みで自動車運送事業をやっているようですから、いわゆる「交通局」と大きな差異はないようにも思えますが……)

まとめ

思ったよりお金と時間はかかったなー、というのが率直な感想です。高速路線に乗る必要もありますし、均一区間でないバスに載る機会も多いのでそこそこお財布面の覚悟が要りますね。

また、本当はNORI_LOGに仕立て上げようと思ったのですが、細々と回るところがあったり、バスという乗り物の性質上動画が撮りにくかったりと断念する事になってしまいました。一部は動画に収めているので、機会があれば編集したいところです。

一方でこのバス印ラリーはおそらく行くこともなかったであろう淡路島島内路線に乗るいい機会になったり、コロナ禍の関空をちらっと見学する機会になったりと、派手なおでかけがしにくい時期にはちょうどいい感じの「おでかけ」をする機会としてよかったのかな、と思っています。

……まあ、まだノベルティグッズの回収というタスクが待っているんですがね

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