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歴史にエンタメの可能性が眠っている?

 最近集中的にアップしました『真・幼帝再臨抄』に絡んで歴史コラムを書いてきました。

 中国の歴史は『三国志』などごく限られた部分しか多くの人に知られていないのが現状です。

 でも、それだけじゃもったいないのでは? と昔から感じてきました。

 有名な時代以外もとても刺激に満ちていて学び甲斐があるし歴史エンタメの題材としても掘り下げられてもいいのではないか?

 ――そんな思いでここまで書き連ねてきました。

 はっきり申しまして私の趣味全開で恐縮なのですけれど……
 それでも一人でも多くの方に有名な時代以外の面白さに触れていただく一助になれれば、私としても望外の喜びです。

 
 また、当コラムでは取り上げきれないほど、歴史上にはまだまだ『廃帝』『幼帝』が数多く存在します。

 華々しい戦果を挙げた英雄や国を富ませた名君もいいですけれど、右も左ももわからぬうちから時代に翻弄され若い命を散らせていった彼らについて今一度思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

 試験にはまあ間違いなく出ませんけどね……


 日本史絡みですが、最近『元寇』の時代を元にしたゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』がリリースされ、ヒットしました。
 有名な時代ではあるんですが、題材として扱いにくい面があって、なかなかスポットライトが当たらなかっただけに、こういったヒットは励まされるものがありますね。
 マンガでは『アンゴルモア』とか大河ドラマで『北条時宗』とかがあったりはしましたけど……

 歴史ものって、ものすごい数がある割にはまだまだ掘り起こしが本格化してない時代がものすごくあって、隠れたヒットの可能性だとずっと思ってるんですよね。

 今回取り上げた『劉宋』──魏晋南北朝時代もそのひとつ。
 当時『』と呼ばれた日本にも大きな影響を与えただろうにも関わらず、ほとんど顧みられることもない。
 扱いが難しすぎる、というのもありますが……

 たぶん三国志とか日本の戦国時代、幕末とかが歴史ものとして定番の時代なんでしょうけど、そこはもう名作だらけですし、新規参入も多いだけに、レッドオーシャン然としているように感じます。

 それよりもいっそ、なかなかフィーチャーされない時代だって面白いんだよ、っていうのを示せていけたらなあ……などと思うわけです。変わり者ですね、はい。

 以前も似たようなことを書きましたが、レッドオーシャンを羨むよりも、自分でブルー・オーシャンを開拓したい人なんですよね、私は。そのぶん、最初は苦労するのでしょうけど。

 それでは、また別のどこかで。 

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