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韓国書店事情調査① 【教保文庫 光化門店】2018/11/9

韓国最大の書店チェーンの総本山。業態と内装、什器類が我々ととても似ている。書店ゾーンの周辺には雑貨屋、化粧品、文具、カフェなどなんでもありな様々なテナントが入っている。恐らく書店側が運営している訳ではなく、テナント料で収益を得ているのだろう。そのため、書籍と雑貨を組み合わせたような提案は見られない。

書店ゾーンは結構広い。1000〜1500坪ぐらい?総合書店らしく、様々なジャンルの本が置かれているようだ(ハングル文字がぜんぜん読めない)
洋書は充実の品揃え。抑えておくべきところは抑えている。多面展開でレコメンドするなど分かりやすいが、フェアのようなものはほぼない&コメントPOP的なものは無く、なぜオススメしているのかは伝わらない。

日本語の本も取り扱い有。トーハンが卸しているようだ。値段は若干割高だがまぁこれぐらいだろう。置かれている本に旬な感じはないが、仕方が無し。村上春樹本は充実している。曽野綾子が推されているのが謎だが、おじいちゃんおばあちゃんが読むのだろうか。

コミックコーナーでは日本の作家の韓国語訳が多い。ジャンプ、サンデー、マガジン系がほとんどだが…。面陳什器にバットマンが縛り付けてあり、若干雑…。韓国版文庫と思しきシリーズもあり、値段としては日本円で500円ぐらいでお手頃。

店内には読書スペースが随所にあり、購入前の本が読める。飲食は不可でブックカフェではない。電源はないのであまりPCを叩いている人はいない。イベントスペースは無いが、KYOBO ART SPACEというギャラリーっぽいものが有。文字が読めなくて何が展示してあるか分からず…内装的には蔦屋書店に近いが、思想としては丸善ジュンクに近いかもしれない。ブックコンシェルジュも常駐。

若いお客さんが多い一方で、固めのコーナーや読者スペースには眼鏡をかけたおじさん、おじいちゃんが熱心に本を読んでいる。
文字が読めなさすぎて分類とかも全然わからないのだが、全体的には良い本屋ではないか。

ウロウロしていたら1時間半経ってしまった…

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