国民総潔癖症時代
座席が埋まっている大井町線の車内を見て、緊急事態宣言の解除は近いのだと思う一方、不安も感じた。
ソーシャルディスタンスを保って、ドア付近の人の少ないエリアに立って通勤してみるものの、人の往来は激しいエリアでウイルスの飛来も多そうだ。
とは言え座席に座ると、隣に席の人物とは密着することとなる。
新型コロナウイルスの眼に見えない恐怖にも慣れつつあるが、「もう大丈夫」と言う感覚すら伝染してしまうことも恐怖に感じる。
国民総潔癖症時代はそろそろ終息するのだろうか。ウイルスとの共存への道を進んでいる様を、今朝の通勤電車が物語っていたかのようだ。
国内の感染者数
国内の感染者数の伸びは停滞に近づきつつある。連休の自粛効果が現れ始めたのだと言う。
私の住む神奈川県でも宣言解除の目安の一つである「10万人あたり0.5人程度以下」を始めて下回った。
首都圏の宣言解除は今月25日に判断することを検討していると言う。今朝の雰囲気では早ければ来週中には、平常に近い満員電車が都心を走るかもしれない。
特効薬の開発
特効薬として期待されている富士フィルムのアビガンは、一部マスコミの不正確な報道のよって有効性について国民に誤解を与えてしまった。
正確には「現在実施していた臨床試験が有効性を確認する目的でない」と言うことだ。安全性の確認ができた段階であり、有効性に関する研究がこれから行われるというニュアンスであった。
https://median.press/fujita-health-univ-said-continues-experiment-for-avigan/
日本人がCovid-19による死者が少ないことには世界的に注目されている。この点は人種による違いも推察されており、国内の大学、研究所による共同研究が開始される。
コロナ制圧タスクフォースという名称だそうだが、感染者の遺伝子情報解析が行なわれ、重症患者に有効な特効薬の生成に期待される。
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