香川真司が前を向く姿

人なので、やる気が出ない期間というのがある。

割りと熱い男と言われることが多いのだが、（暑苦しいの間違いかもしれないが）ふとやる気を失うことがある。

そんな時は何もしないのだが、これを見ると流石にやる気が出てしまうという動画があって、定期的に勇気をもらうためにみている。

香川真司選手のドルトムント在籍時の動画だ。

2011年～2012年のゴールとアシストをまとめたもので、屈強なブンデスリーガの選手たちの中で、我らが香川真司は果敢に前を向く。

走って、ボールを前に出す。俊敏性というよりも、その自身の能力を信じ切って前を向くその姿勢に感動する。

体勢を崩してもシュートを降りぬくフィジカル、ゴール前のトリッキーなシュートや絶妙なアシストには判断の瞬発力が異常に早いことも驚かされる。

そして、次第にドルトムントにShinji Kagawaが歓迎されている様子も良く分かる。移籍初期のころはちょっとよそよそしかった選手たち、サポーター、そしてクロップ監督に次第に愛される姿。

チームを8回目の優勝に導いた英雄は、日本代表戦でも特にその「前を向く」姿が目立っていた。

その後は日本人で初めてマンチェスター・ユナイテッドでプレーし、2年後再びドルトムントへ復帰し5年感在籍した。その後、トルコリーグ、そしてスペインリーグへ移籍、と挑戦的な経歴にも前を向く気概を感じる。

今日はなんだかここ最近のテレワーク疲れもあるのか、やる気が出なかった。

また、2年半ほど在籍した前回のプロジェクト現場を離任した寂しさもあるのか、はたまた複雑な社内のコミュニケーション対応での心の疲労もあったのか、原因は複数なのかもしれない。

しかし、子供が何気なく見ていたNHK教育テレビのピタコラスイッチに出演している香川真司選手を目にしたのがきっかけで、この動画を久々に思い出して見てみると、やっぱり元気が出る。

香川真司が前を向く。だから私も前を向く。