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何もできない時間が貴重

考えることがたくさんあって、作業もたくさんあるという状態が常なんだけど、そんな毎日の中で好きな時間は、何もできないとき。

待つ以外、できない。という状態はなかなかないものだけど、自分以外の誰かが働いてくれているのを待って、その後の作業を待ち構えている状態が好き。

例えば、空港の待ち時間。

今から出張に行かねばならないというときに、空港のロビーで飛行機を待つ時間。待つ以外にも本を読んだりパソコンで作業したりできるけど、日々、慌ただしく動いている中で、搭乗時間まで足止めを食う、というのは、あまり無い。

電車でさえ5分とかなので、搭乗時間まであと30分。飯でも食おうかな。みたいな大きい時間が生まれるのが結構好きである。

飛行機に乗れば乗ったで、着陸までの時間も好き。揺れるので手元で作業する気にはならないし、本も読まずに、CAさんにビーフコンソメスープを頼むのをそわそわしながら待つ時間が、結構気に入っている。

ついついスマホを触ってしまったりするものだけど、スマホすら触れない、または触る気にならない時間というのが、とても貴重に感じている。

例えば、温泉。

2年くらい前に、死ぬほど忙しい時期があって、久々に近所のスーパー銭湯的なところに行き、服を脱いで温泉に入ったところ、「あ、スマホを触ることが出来ないこの時間、超久しぶりで逆に違和感がある」と思った。

四六時中スマホをにらんで、それ以外の時間はPCのモニターをにらんでいたので、お湯と内装と同じく素っ裸の客しか目に入らない空間がとても異質だったことを今でも鮮明に覚えている。

デジタルの世界からアナログの世界に来たような。

ただただ風呂に入り、その後は岩盤浴で汗を流し。ただそれだけ。

何かを書くでもなく、読むでもなく、ただぼーっとする。

そんな時間がとても好きである。


そんな今は、2GBytes のデータファイルをダウンロード中。

10分くらいかかるそうで、他にやることがないので、noteを書いている。

なかなか、「何もできない時間」というのは作り出すことが難しいものである。

創作意欲の支えになります!