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マスカレード・ホテル

木村拓哉主演の映画「マスカレード・ホテル」を観た。

豪華なキャストに、原作は東野圭吾。舞台は高級ホテルで、主人公はホテルの従業員として占有した警視庁捜査一課の警部補という話。

相棒は、潜入中の教育係として指導する役の長澤まさみ。二人の掛け合いは予想以上にハマり役で、もっとアイドルのような印象しかなかった長澤まさみの女優力に驚いた。あまりテレビを見ない間に、すっかり大人の女性になっていた。


テーマは「仮面舞踏会」。高級ホテルへ泊まりに来るお客様は、皆、「お客様」という仮面を被っている。

ホテルマンは、滞在中のお客様の要望には全て答える。お客様がルールであり、お客様がルールを破るという概念は存在しない。

沢山の密室を備えるホテルに訪れる、仮面を被った人々。高慢であったり、紳士淑女であったり、秘密を抱えていたり、中には悪意を持っている「お客様」も。


事件の裏でいくつかのお客様対応を一緒にこなすうち、二人は協力関係になる。ホテルマンの働き方やエピソードから事件解決のヒントを得て、リンクするように操作が進んでいく。

「お客様」という仮面を被った人々に真摯に向き合うホテルマンと、仮面を外したその本心を暴こうとする警察官の対比が面白い。



https://www.netflix.com/title/81263921



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