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言葉はゆっくり、呼吸は深く長く

人は怒ったり、興奮したりするときは、呼吸が浅く短くなる傾向がある。

思い返せば、早口の人ほど怒りやすいような気がしないだろうか。捲し立てているうちに盛り上がってしまって、いつのまにか怒っているというパターンだ。

言葉を紡ぐには、その時最適な言葉を選出するための時間がかかる。その人の言語能力や、普段からそのテーマをどの程度深く思考しているかによるが、人は一瞬から数秒間の時間をかけて最適解を導き出す。

その紡ぎ出す時間を圧縮し連続させると、当然ながら最適でない言葉を選んでしまい続ける。

されらの言葉には理性ではなく感情しか乗らない傾向になり、さまざま一次感情を垂れ流し続けることになる。その結果、整理されない一次感情が言葉になって混ざり合い、怒りという二次感情に発展してしまうことも当然あり得るだろう。

急ぐ理由がなければ早口で話す必要はない。何か慌てているような、何かを取り繕っているような不信感さえ与えることにもなりかねないし、落ち着きのない大人だなと思われることもあるだろう。

落ち着いた人はゆっくりと静かに話すものだが、そういった会話の中から急に怒りに発展するようなことは経験がない。

逆手に取るならば、怒りそうなときにはゆっくり深呼吸をすると良い。

怒りそうな時というのは呼吸が短くなっているから、深呼吸をして、早まった呼吸のリズムを整えよう。

何を焦っているんだろう?
そんなに焦ることがあったかな?

なんて思いながら、深く呼吸をして整えると良い。

そうして落ち着いたならば、それは佇まいにも現れ、どこか余裕のある冷静な人として相手に映る。

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