国ごとの機内食の違い
スリランカ航空は成田、コロンボ間の直行便を運航している。毎日運航している訳ではないので、私はやむなく、ニューデリーで乗り継ぎ、スリランカまで行ったことがある。
成田からニューデリー、ニューデリーからコロンボの航路で機内食がずいぶん違うのが面白かった。まあ、飛行機に乗る人が変われば、味付けやメニューが変わるのは当たり前の話ではあるが、実際に体験すると面白い。
まずは、成田からニューデリーまでの便での機内食だ。
JALとの共同運航便であるので、メニューもJALが考案したものになっている。メインは鶏肉とキャベツの炒め物、そしてサフランライスになっている。一見異国風ではあるが、全く辛くなく、明らかに日本人向けの味付けとなっている。
和食とも言えないと思うが、人参とツナのサラダに柑橘類が入っているのが面白かった。であったことのないサラダだったので、相性の良い組み合わせなのか不安になりそうだが、美味しかった。自分でも似たようなものを作ろうと思った。
次に、ニューデリーからコロンボまでの便の機内食を紹介する。
本格的な2種のカレーとチャパティがついてくる。豆のカレーとチキンのカレーだ。チャパティをめくってみると青唐辛子が丸ごと一本入っている。辛さも南アジア基準ということだろう。
さすがに青唐辛子を丸ごと食べることはしなかったが、それでも日本人には辛いだろう。熱くなった舌をフルーツが癒してくれる。パイナップルとパパイヤの組み合わせだ。パパイヤは日本ではなかなか食べられないのでうれしい。
スリランカ航空はご飯の前後に飲み物をくれる。食前にはアルコールかソフトドリンク。食後にはコーヒー紅茶だ。紅茶のことをセイロンティーと言ってくる。そう言われるとコーヒーではなくて、“セイロンティー”を思わず選んでしまう。
どこの国の航路であるかは関係なく快適な旅であった。
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