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毎朝のつぶやき「僕のネタ帳」

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毎朝ルーティーンとして頭の中を整理をするためにTwitterを活用。そのつぶやいたネタをまとめたコンテンツ集、単なる「アイデア帳」です。テーマは「ジュニアサッカー」「本質のあぶり…
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2020年9月の記事一覧

コーチも、保護者も、みんなで思いを共有しよう。全員一つのチームだよ。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳69】

昨日から街クラブのコンサルを再開。 半年も時間が空いたけど、3年生以下を指導していたコーチが夏にコツコツと取り組んできた技術練習が実を結び、ボールフィーリングが良くなっていた。やっぱり現場の活気、熱気は最高。子どもたちの成長ほど癖のあるうまいモノはないよね。連絡をくれた代表に感謝。 練習終了後、代表と食事に。 2年間、何を積み上げてきたか。お互いに実感と感想を伝え合い、代表から「よりサッカーのプレースキル向上を目指した取り組みをしたい」との申し出があった。現在の「サポー

プロってすごい! その姿を子どもと一緒にのぞいてみたら何かが変わるかも。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳68】

最近はJリーガーがYouTubeチャンネルを開設してる。 すごく良いことだと思う。そのなかでも注目してるのは「ゴールキーパー」。横浜FCの六反勇治選手も自分の経験の共有のためにYouTubeを始めた。ジュニアの街クラブのコーチにはぜひ参考にしてほしい。 ほかのGKでも、FC東京の林彰洋選手が「正面キャッチ」から動画をアップしている。その中で「30歳までは自己流でやっていた」と語り、過去のキャッチングの「何を修正すべきだったか」を解説。林選手は過去ジョアン・ミレッ氏の指導を

子どもの気持ちに寄り添うことが本人の行動に関係することを知ろう。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳67】

子どもの成長に「気づき」と「実感」は欠かせない。 人は気づけば興味や好奇心が湧き、実感があれば次もやってみようと継続につながる。だから、子どもの成長に関わるコーチは、ここに興味や好奇心も持てる人じゃないと続かないよ。この子は、こんな気持ちのときはこんな行動や言動やプレーをする。 個別的指導にはそれぞれの選手に対し、「気持ちと行動の関係」を細かく分析することが大切。傾向だから全部当てはまるわけじゃない。でも、こんな気持ちのときはこんなプレー、言動をするとわかるとその子の特徴

上を目指すって自分の弱い心に勝つことだよね。他人と比べるより大事なこと。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳66】

上を目指す。この「上」って何を意味することなんだろうね?  多くの人が勝つこと、お金を稼ぐこと、見た目の結果を指す言葉として使う。もちろん間違いじゃない。こと、ジュニア指導における「上」の定義は各コーチ、各クラブが選手と保護者に示すべきことだよね。そうすれば選ぶことができるから。 各クラブ、各コーチが大切にしてるものに良いも悪いこともない。でも、結果、入団後に「方針が合いませんでした」「今更聞かされても…」という状態に選手側=子ども&保護者が陥ると不幸。だから、そうならな

みんなと同じじゃなくていい。大人も子どもも思うことをやってみようよ。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳65】

今、サッカー解説者の安永さんは中学生と大学生の指導をしている。S級ライセンスを持つ指導者が育成をどう見ているのか? 僕も興味があったので聞いてみた。 ▼僕が言いたいのは「みんなが決して同じ方向を向く必要がない」こと。なぜなら国内でも地域によって環境が違うし、できることが違うから。 チームの中で一番うまい子にまわりを生かすようにシンプルにプレーさせるのが正しいのか? 実は、他の街クラブのコーチからも同じ言葉を投げかけられる。個性を伸ばすなら、できる子にはどんどんやらせて突き

もっとうまくなりたい。そんな気持ちに応える寄り添い方をしたいよね。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳64】

どうしたらうまくなるんだろう?  この思いが自然に生まれてくる環境を作ることが、サッカーに限らず、ジュニアスポーツの大きな課題だ。コーチに与えられた恵まれた環境の中で育った選手は考える力が養われていないので、社会に出てからも苦労する。もっと言えば、プロになれたとしても苦労する。 特にジュニアコーチは「選手にとって良い環境とは何か?」を一度考える必要がある。 人工芝が使える。 送迎がある…。 そういう目に見える環境ではなく、「目に見えない環境にどうアプローチするか」が子

いろんなスポーツから学ぶって、きっと子どもの将来のためになるよね。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳63】

昨日はジュニア野球の取材。野球が盛んな神奈川で「来春から育成を目的とした学童野球リーグが開幕する」ことを知り、@KojiTsukamoto1さんにお話を聞いた。 まず、野球を好きになる。この入口のプレー環境を作る重要性を知っていらっしゃって非常に学ぶことが多かった。 関心を持ったのは3年生以下への取り組み。野球と言えば、打つ、投げる、捕る、走ることがプレーの醍醐味だと思うけど、低学年はボールをキャッチする技術が未熟だからキャッチャーを大人が代理するルールを導入することを教

チームスポーツって自分優先か、チーム優先かの判断が難しいよね。でも、そこが社会に通じていく。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳62】

先週末、自分も右サイドバックをした時、マーク優先か、味方のカバーリング優先かで迷うシチュエーションがたくさんあった。とても難しいよね。ゴールとの距離によっても変わるし、味方の能力によっても判断が変わってくる。 何を原則とすればいいのか? コーチのみなさんはどのように思いますか? 僕はサイドバックが本職じゃなく、経験値が少なかったため、まず「何を捨てるか」を状況によって最初に決めるようにした。攻撃のように「最適解」を求めて、「その状況の最高のプレーをしようとに優先順位をつ

リスペクトがある教育や指導ってどういうことだろう? そう考えることが第一歩。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳61】

人と比べるから上とか下とか優劣をつけたくなる。 違いはあって当然。コーチはある選手の良いところをいくつか認めているのなら、他の選手にも良いところを同じだけ見つけ、認めてあげたらいい。そうして引き出すのが大人の役目。動け、考えろ。ではなく、自然に動き、考える環境を作る。これが大事。 リスペクトある指導ってどういうことだろう?  まず、ここを考えることが大切。コーチだけでなく、子どもと一緒に考えてみるといい。きっと相手の立場になって気持ちを知ろうと努め、そこからその相手が嫌

ピッチって広いね。そんな風景から子どもといろんな話をしてみて。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳60】

サイドバックの風景って本当に広いなぁと感じる。 だからこそ正確なキックができて、ゲームメイクができないと選手として辛いよなぁと思う。相手のプレスが比較的に緩いポジションのため、ここからの展開で悪い流れを始めるとその後の攻撃ですべての状況が悪くなる。受け手への配慮ができないとね。 受け手にどれだけ時間と空間の余裕を作ってボールを渡せるか。 これはかなりその後の展開を左右する。サイドバックが相手陣内へと進みながら時間を作り、自分に相手守備の意識と距離をどれだけ詰めさせるかは

子どもと触れ合うなら五感を使おう。安心も刺激も全部「発育」につながるよ。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳59】

人とわかり合うことは大人同士でも時間がかかる。 言葉を扱うことが未熟な子どもは尚更だ。その子どもにサッカーを指導するのだから、より時間がかかる。「粘り強く、シンプルに、手短にコミニケーションすること」を繰り返すことを練習のたびに続けるしかない。難しく考えず、自分らしくシンプルに。 子どもとのコミュニケーションは五感をフル活用するのがいいと思う。 子どもは雰囲気を感じとる能力に優れてるから練習の雰囲気づくりは大切。緩く楽しむ、ピリッと集中する、声が多い中で真剣に取り組む…

成長したいなら、他の人にも興味を持つとヒントがあるよ。まわりを見てみて。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳58】

10年近くジュニアサッカーの取材をしてて、一つ優秀なコーチの共通点がある。 それは他のチームの試合をよく見てること。どんな練習をしてるのか、どんな声かけをしてるのか…。貪欲に参考にできるものを探してる。正直グラスルーツで他チームの試合を真剣に観戦してるコーチをあまり見かけないよね。 コーチスタッフが少ないなどの理由があるのも理解できる。でも、僕も街クラブに関わってるけど、多くのコーチが担当するチーム以外に興味がなさそうなんだよね。サッカーが好きな人が多いはずなんだけど。い

子どものスポーツの先生はコーチ。なら、コーチの先生は誰だろう?【毎日のつぶやき/僕のネタ帳57】

日本サッカーの指導環境に足らないものは何なのか?  コーチが自らの指導に対して客観的なフィードバックをもらう環境や、コーチングスタッフのとりまとめをするマネジメント環境など。クラブという一定の環境下で長く、さらに同じメンバーで働くなかでそれぞれが成長するには俯瞰する環境が大事だ。 どう指導するのか?  コーチならこのスキルを高めたいと望む。指導スキルを上げるには「知識を高めて、現場で試して、振り返って、また試す」を繰り返す。基本的には自分で行う。しかし、気づかないこと、

将来、子どもがスポーツ経験を振り返ったとき、「社会でも役立ってる」と思える指導がされるといいよね。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳56】

僕は、サッカーが社会に出ても役立ったとどのくらいの選手が思えるかが大事だと思う。 この記事は興味深かった。印象的だったのは「でも、(顧問に)怒られないって、実はしんどいんです。自主性をもって自分を律して高みを目指すって、すごい大変なことで」という言葉。教育制度の課題を表している。 先日もある指導者とこんな話になった。 「怒られたらピリッと練習できる。それじゃダメ。自分が望んでサッカーに来てるのに誰かから圧をかけられないと緊張感を持ってプレーできないようじゃ上はない」。