「(前略)というのは、この書物はまさに、ピストルが発射されてから被害者が死ぬまでに経過した二四時間の物語だからである。この小説が語るのは、銃弾が三、四メートルの距離を通過するのに必要とした時間――すなわち〈余分の〉二四時間なのだ」

(ロブ=グリエ『消しゴム』pp426-427)

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