いつか登れなくなったなら
宮城県塩竈市「鹽竈神社」、表参道「男坂」。
この202段の石段を登って参拝に上がるのは、1年ぶりのこと。
途中、中間地点の中休み所で足を止めて呼吸を整え、その後一気に登りきりました。
もちろん、激しく呼吸が乱れる目一杯の有様でしたが、それでも足だけはスイスイと運べたかなと、まずまずの自己採点をあげてもいいかなと思っています。
そして、思ったことがひとつ。
「いつか、この男坂を登りきれなくなる時が来るんだろうな」
当然のこと。老いと向き合うことは、もうすっかり始まっていることなのですから。
しかしながら、例えこの坂を登れなくなっても、坂上の駐車場からの参道を利用すれば、いつだって負担なく参拝はできます。
でも、自分は決めています。もし、男坂を登りきれなくなってしまったら、大好きな鹽竈神社への参拝はもうお終いにしようと。
但し、そうなってしまったとしても、「祈り」を失うことはありません。自信を持って自覚しています。そして、もしかしたら、その時に初めて自分は「祈り」の境地を理解することができるのかも知れません。
そのようなことを、2023年の参拝で感じ得、授かることができました。
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