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大人気ない都知事選立候補者の「負け惜しみ」

これぞ石丸お家芸の「負け惜しみ」。相変わらず「俺が俺が」を押し通すんですね、この男は。大人気ないにも程があるし、それ以前に政治家どころか「人として」器の小さい男だなとつくづく感じました。喋れば喋るほどボロが出るということにまだ気がついてないんですかね。無謀無策な古市憲寿氏にも呆れますが、あちらは放っておけばいいだけの存在なのに対して、石丸氏は放っておくと次はいつどこで何をしでかすかわからないという地雷のような存在なのが厄介です。

(以下日刊スポーツ記事より抜粋)
東京都知事選で、約165万票を獲得して2位に入った前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(42)が26日までにYouTubeチャンネル「リハック」に出演。日本テレビ系のユーチューブ選挙特番について言及した。

本動画は石丸氏とモデル藤井サチが彦根市を訪れる旅企画。移動中の車内で、選挙特番での話題になった。藤井から「(元乃木坂46の)山崎(怜奈)さんが質問された時、石丸さんは否定から入ったじゃないですか。それ、私だったら一生懸命言ったんだけど、いやそれ全然違うじゃんって言われちゃうと萎縮して何も言えなくなっちゃうと思った」と切り出された。
石丸氏は「今、藤井さんに聞かれたら違う表現をします。でもあの場で音声だけで切り詰められた枠の範囲で答えるには一言『違う』とか、ずれてるのかをはっきり端的に言う必要があった。あれは自然と考えた結果、発言しています」と説明。さらに「あれでダラダラしゃべり出したら、僕は相手の質問の修正だけで枠が終わるんです」と続けた。
実際に例を上げた。「こっちが答えようとしているのに、『終わりです』って打ち切られて。『質問答えませんでしたね』とスタジオでまとめやがって」と言った上で「絶対許さない、日テレ」とバッサリ切り捨てた。

日本テレビ系のユーチューブ選挙特番で石丸氏は「政治屋」の解釈を巡り、社会学者の古市憲寿氏と終始かみ合わないやりとりを展開。中継最後には時間切れで「ここでお時間となりました」と消化不良で終わっていた。スタジオに切り替わった際には同局の森圭介アナは「今の最後の質問に関しては答えていただけなかった」と述べていた。

政治家はこうであれと高らかに叫ぶ人物ほど政治家としては務まらない典型を見た気がします。それは石原慎太郎氏が都庁を去った後に都政を担った、かつて政治とカネを巡る問題を批判する側の人物だった舛添要一氏や猪瀬直樹氏らが図らずも証明してきた事実であることは間違いないと筆者は考えます。今回はカネの話ではありませんが。

(以下記事より引用)
ビートたけしは21日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)で、東京都知事選で約165万票を獲得して2位に入った石丸氏に関して「芸能界の文化人ヅラしている人達が文句言ったりしているけど」と切り出し、選挙特番などでの受け答えに賛否の声があがっていることについて「自分に置き換えて考えてみても、同じ質問ばかりなら怒るよなと思うところもある」とおもんばかりつつ、一方で「今後、石丸さんが政治で有権者をまとめていくためには『なんでそんな事分からないんだ』っていう事までもちゃんと誠意を持って答えたようにしないと、世の中は動かないと思う」と持論を展開。石丸氏もうなずきながら聞き入った。

聞き入っておきながら実践しないところが石丸氏の無能さを象徴しているとしか思えませんが。

個人的な観点で言わせてもらうと、事の発端は安芸高田市長時代に議会でイビキをかいて居眠りをする議員に向かって「恥を知れ、恥を!」と一喝した場面がYouTubeに上がったことがきっかけで全国的に石丸氏の知名度が上がり、その勢いに任せてのぼせ上がって市長を辞職して東京都知事選挙に立候補者したものの、最有力候補の現職小池百合子氏に大差で敗れ、その後のテレビ特番でブチ切れては負け惜しみともとれるお得意の持論を展開してアナウンサーやコメンテーター達を次々論破して賛否両論を巻き起こしたことにあるのはご存知の方も多いことでしょう。
ただ、考えてみれば下馬評では3位だった石丸氏が2位に食い込んだことでマスコミ各社がこぞって石丸氏に同じような質問を浴びせかけたことで石丸氏の不興を買い、ヤケ気味に質問者達を論破して相変わらず罵倒していたことに不快感を覚える人と共感する人との間でも場外乱闘が巻き起こったことのほうが話題となり、肝心の政策よりも注目を集めたことのほうがおかしいのではないかと筆者は思います。
また、「石丸大躍進」といいつつも、元々地図で調べないとどこにあるかもわからないような片田舎の(東京都と比べて、という意味ですが無礼を承知で敢えてこう書かせて頂きます)行政のトップに過ぎないイチ安芸高田市民だった石丸氏にとって、公示前からの熱狂的な石丸シンパ(ある意味新興宗教的な不気味さすら覚えましたが)のみでは、小池氏には大敗したとはいえ165万もの票は得られなかったのではないかとも筆者は感じました。

どういうことかというと、失速はしたものの対抗馬の最有力候補だった元クレーマー議員の蓮舫氏(この方の二重国籍疑惑はどうなったんでしょうね)の支持者を含めて、小池氏にはどう逆立ちしても勝てるわけがないと判断した他の候補の支持者と多くの無党派層が、どうせ勝てないのならと「あいつなら小池に勝てるかもしれない」と見込んだ石丸氏に票を集めようとした、いわゆる「死に票」が上積みされた結果としての2位なのではないかということです。それでも当選以外はただの負け犬、小池氏に大差で破れた事実は変わりませんし、何をどう喚こうが所詮遠吠え。2位だろうとビリだろうと、敗れた一部の候補者のためだけにマスコミだってそんなに時間を割くことはできないのは当然のことであって、どんなに逆ギレして文句を言ったところで話せる時間には限りがあって、選挙の結果が変わるはずがないことぐらい冷静になって考えればわかるだろうに、マスコミの対応にケチをつけては吠えまくって、挙句の果てには選挙と全く関係ないYouTubeチャンネルにまで登場してネチネチ恨み節とか、どれだけ世間に恥を晒せば自分の愚行に気がつくのかと呆れてモノも言えません(言ってますが)
だいたい、どこの馬の骨とも知らぬ余所者がわざわざ政治家を名乗って土足で上がり込むように東京に押しかけて(住民票も東京に移したんですかね)あろうことか都知事選に立候補したという支離滅裂な無謀さが生んだ至極当然の結果だということぐらい、東京都民にしてみれば「東京の何を知ってて出てきたんだ、冗談じゃねえ、ふざけんな若造が」と切り捨てるのが普通であり、終わってみれば石丸氏が如何に無策で厚顔無恥かということが日本中に広まっただけという結果なのではないでしょうか。結局、何県にあるかもわからない人のほうが圧倒的に多いであろう安芸高田市とかいう片田舎の市議会で、青二才の言うことなど放っとけとばかりに舐め腐ってイビキをかいて居眠りをしていた市議会議員と大して変わらない程度の器の小さい市長が調子に乗った結果だったということでしょう。いずれにせよ、今回の都知事選を巡る一連の発言で多くの都民や国民を敵に回したツケは一生ついて回ると筆者は思います。もっと言えば、都知事選立候補のために辞職した安芸高田市長としての任期もわずか4年足らず。それ以前に政治家としての経験はなし。ろくに政治家として経験も積まず成果も出さずにちょっと注目を浴びたぐらいで調子に乗って、任期満了も待たずに市長の責務を放棄してまで日本の首都である東京都知事選に乗り込んだ挙句、大敗して日本中に恥を晒した責任を地元の市民にはどう説明するんでしょうね。これだけ派手にやらかして都落ちは許されないと思いますよ。マスコミの皆さんにはもっとそういう観点も交えた議論をしてほしかったと思います。また、情報の出処はわからないのですが、次の衆議院議員選挙に立憲民主党推薦で広島一区から立候補するとか、自ら自公に推薦を頼み込んで立憲民主党の泉代表の地元の京都三区に殴り込んで立候補して対決するとかいう、政治的主張の一貫性を一切持たない、正に開いた口が塞がらないニュースも飛び交っていますね。ここまで来ればもうただの悪ガキですよ。どれだけ有権者を馬鹿にすれば気が済むのかとこっちが罵倒したくなります。これがアメリカならトランプ同様演説中に狙撃されてたでしょうね。救いようのない、話題作りが好きな素人の政治家もどきの発言でしかないですね。

また、他にも興味深い記事がありました。

弁護士の紀藤正樹氏が23日までにX(旧ツイッター)を更新。東京都知事選で2位に入った前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(41)について、私見をつづった。

紀藤氏は、石丸氏について報じた文春オンラインの記事を添付。同記事では、“SNSでの逆風”について石丸氏に記者が直撃した際「あれは切り取りですよね」などと話したことなどが、見出しとともに伝えられている。

紀藤氏はXに「全ての表現は“切り取り”なのに最近”切り取り”で思考停止する不思議な人が目立つ。その一人が石丸氏。自らを宣伝する映像も切り取り。問題は表現の中身です」と記した。

その後、紀藤氏は「補足」としてポスト。「全ての表現は映像であれ画像であれ文字であれ事象の切り取り。全部の事象を映像化したように見えてもそれ自体が現実のかけらです。これは自分の頭の中身を言語化する表現でもおきています。問題の実質は切り取り自体が問題なのではなく切り取りの仕方や、切り取りから得られたその評価です」と述べた。

さらに「評価に問題があると批判するならともかく『それは切り取りでしょ』と言った、ただの『切り取り悪論』は批判のための思考停止の議論です。罵倒句と同じで相手の言論を封殺する危険な考え方にもつながります。自身の切り取りは良くて、相手の切り取りだけ悪いはずがありません」とも記した。

そう、誰しも自分に都合の悪い事情には触れたくないのが本心ですから、自分の主張が否定されれば都合のいいところだけ「切り取り」で論破しようとする、結局政治家のお家芸の御都合主義がまかり通ると本気で信じているからこその、出口調査から特番にかけての石丸氏の一貫した発言なのだと思います。コメンテーターやアナウンサーへの対応にしても、論破して反論の余地も与えないほど追い詰めた者勝ちというねじ曲がった本性が露になった結果と言わざるを得ません。

・石丸はナルシストなのか?

何このポーズキモっ
(ポケットチーフも悪趣味な色だし寒気がする)

都知事選大敗の翌日の石丸氏。小柄だから頭でかく見えるし、売れない演歌歌手みたいな顔してるのな。支持者も大概気持ち悪い。政治は遊びじゃないんだよ。

選挙で敗れたにもかかわらず笑顔さえ見せるのは余裕の表れか、はたまた特番で意味不明な論調で本題から外れた発言で相手を論破しまくったことで優越感に浸ったのが余程気持ちよかったのか、いずれにせよ不気味、もとい気持ち悪いですね。敗者には情けも哀れみも通用しないという事実を棚に上げて、選挙には負けたが世論は自分に味方したとでも勘違いしたのか、他人の発言に真摯に向き合うどころか、全てを他人のせいにして英雄気取りで支持者を扇動するかのような言動に終始する態度は今のうちに改めないと、そのうち化けの皮が剥がれてみんな離れていって、時代にそぐわない石頭伸二と揶揄されるんじゃないでしょうか。筆者からしてみれば、一度世間からフルボッコにされてプライドもズタズタに引き裂かれて、誰からも相手にされなくなるほど落ちぶれた所でようやく己の傲慢さを猛省してから這い上がってもらいたいもんです。前述の舛添氏や猪瀬氏も逃げるように辞職してどこかで隠遁生活でもしているんじゃないですかね。

結果的に論破を武器にしないビートたけしさんにしてみれば、手腕は評価しつつもただの勿体ない人材でしかないといったところですかね。弟子の東国原英夫さんを宮崎県知事まで押し上げた実質的な育ての親ともいえる実績を持つたけしさんの今回の発言はとても現実的で重いと筆者は思います。

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