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文化放送 青山二丁目劇場 ラジオドラマ執筆『彗星のサヨナラ』8月16日(金)放送

どうも、花智です。
今年の夏は、日本という国について色々と考えさせられました。
「大竹まことのゴールデンラジオ!」内のコーナー「大竹発見伝ザ・ゴールデンヒストリー」で、『被爆者のわたし』というテーマで朗読台本を執筆。
5人の被爆者の方に取材をしました。
執筆中には参議院選挙があり、

 日本はこのままでいいのか?

そんな思いが、こみ上げてくる。
普段、あまり政治に関することをSNSで発信しない方だったが、
投稿せずにはいられなかった。


戦争や原爆のことを細かく調べている政治家が、どれだけいるのだろうか。
被爆者の話に耳を傾ければ、どう考えても「戦争で北方領土を取り返そう」なんて言葉は出てこないはず。

そして、ラジオドラマ『彗星のサヨナラ』の執筆。
これの原案は、4月から担当プロデューサーになった吉田雄貴さん。
吉田さんの親類の実話を基にしたものだ。
初めてお会いした時(春の入院で、なかなか会えなかった)に、
長年、吉田さんが構想してきたことを聞いていたのだが、
私に執筆の依頼がきた。

ラジオドラマでは、初めての戦争もの。
脚色も初めてだった。
いつも下調べは念入りにするのだが、今回は取り分け丁寧にした。
中途半端な気持ちで書いたら、いろんな方々に失礼になるからだ。

ゴールデンヒストリーの時にも、悩んだことだが
自分が書いているものが、

 感動ポルノになっていないか?
 お涙頂戴になっていないか?
 説教臭くなっていないか?

と考えてしまう。
感動させようと考えてはいけない。
そこにいる人の気持ちが、その時どういうものなのか?
最大限に想像力を膨らませる。
花智傑仙の気持ちでなはい。
だから、登場する人に近づく為にかなりの時間を要する。

74年前の8月15日に、なにがあったのか?

実話を基にしたフィクションであるが、
ドラマの中にある気持ちを感じて欲しい。
ぜひ、お聴きください。

文化放送 AM1134KHz 『青山二丁目劇場』
8月16日(金) 20時30分~21時00分

オリジナルドラマ「彗星のサヨナラ」 脚本:花智傑仙
生きることに意味を見いだせない今どきの大学生・雄太。ひょんなことから、祖父・雄三と出会い、九段下に足を運ぶことに。祖父の口から語られたのは、1945年夏の物語だった。


≪キャスト≫
[現在]
高橋 雄太 岸尾 だいすけ
高橋 雄三 佐藤 正治
中山 理恵 香里 有佐
・・・・・・・・・・・・
[1945年]
高橋 雄三 草野 太一
長谷川 清 坂田 将吾
船堀 悟  清水 健佑
佐伯 尊   竹本 英史



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