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びっくりのインド ● 11 ● 洗濯物を初出し

1 週間のホテル滞在も残すところ 2 日となった。

インドで洗濯の経験がなかったから、間借りする部屋へ移る前に溜まった洗濯物をホテルのクリーニングに出すことにした。
朝、洗濯物をフロントに渡して夕方部屋に戻ると、そのままベッドの上に置いてある。

... ったく、もう!

海外だと何故か事がうまく運ばないことが多い。

ん? あれ? でも... これは...?

洗ってない洗濯物を たたもうとしたような 形跡がある。

えっ!
これは...
ひょっとして...
洗濯してくれてる?

「いや、まさかね...」 と思ってTシャツを匂ってみると、洗濯したということが分かった。
ベッドにポイッと無造作に置かれてある洗濯物は たたんだ ものだった。

2008.11.22 洗濯物のたたみ方

日本の 小学生がママのお手伝い をして畳んだほうが、ずっと上手だと思う。
特に Y シャツ は、たたんだというより 丸めた 感じ。

しかも
ちょっと
湿ってる

人は、起こった出来事が 想像の範囲内だと怒る のであって、想像をはるかに超えると笑う と悟った。
笑うというのは、自分を狂わせないための自己防衛本能だ。
インドでは何度も笑った。

洗濯をしてくれた人は、T シャツやら Y シャツやらが湿ってると分かってたのか、あるいは帰る時間になっても乾いてなくて 「ま、これでもいいか」 と思ったのか、あるいはインドでは湿っている感覚が違うのか、洗濯したものを彼なりに、あるいは彼女なりに 畳んだ けれど、きっと Y シャツを畳んだことがなかったのだと思って、それを想像すると、もぅ何だか、ビックリのインド、ただただ可笑しくて、自分でも驚くほど大声でゲラゲラ笑った。

そして、窓の鉄格子に洗濯物を掛けて乾かした。

ホテルに到着した夜、窓を開けておいたら蚊が入って大変なことになった (→ びっくりのインド ● 07 ● 就寝前の大苦戦 ) が、その心配はもうない。
蚊のことを職場の人に相談したら、さすがのインドも (というか世界共通で?) 蚊は嫌みたいで、蚊取りグッズ が色々あることを教えてくれたので、何でも屋さん で買った。

インドの蚊取り対策

電気が通ってることが前提 で使えるものだけれど、ほとんど匂いもしないのに、これを使ってから蚊は 1 匹も入ってこなかった。
あまりにも効くので人体に影響はないのか心配になり、夜はずっと窓を開けて外の空気を入れたくらいだ。


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