印紙税とデジタル課税と高額所得者納税と
「数千億円もの税収を単純に失うことは困難」「新たな財源とセットでなければ実現は難しい」のが、印紙税 "廃止" だとしています。
時代遅れを刷新させるには、"古きをなくし新しきを導入する" しか方法がないのでしょうけれど、"新しき" としても手法は変わらない "税" というやり方。
K字経済下で問われているのは「富の偏在をなくす」ということ。空前のカネ余りの中で、カネを自在に操れる人々の高額所得に注目が集まっています。
日本においては "デジタル化" が急ピッチで進められています。現状より具現化速度を速めなければ世界から遅れてしまいかねませんから、税のデジタル化もデジタル課税も同時に行われるのでしょう。
だとすれば、カネを自在に操る世界もデジタルですから、デジタル利用量が一般よりかなり多い高額所得者への課税は増収になると思っています。
よもやこの増税を避けて「紙で自在にカネを操る」世界に戻ろうとする高額所得者は現れないはず。だから、自然と印紙税は淘汰されなくなっていくはず。
否、案外、ミリ秒ナノ秒で利益を生むデジタル化に対して、「人間が取り廻せるスピード」である "紙の世界" のほうが富の偏在を防ぐ役割を担ってくれるのかもしれません。紙とにらめっこし、税の取りこぼしをしないことが条件ですけれど。
K字経済。それを改編できるのは、紙だとすれば、まさに、それは、カミ技といっても差し支えないのでしょう。
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