「最短で勝つ」、量子の本質

(#30年後あったらいいな、ブラック版)

平和利用だけでは済まない量子の世界。どの国が制覇を成し遂げるか。「ありとあらゆるデータを駆使し、どこよりも詳細なシミュレーションをして、次の戦略を立てる」。これができれば、目的を果たすことができるのでしょう。

膨大なデータを瞬時に把握し、解を求めることができる量子コンピューターと専用ソフトウェア。この開発で相手に物を言わせない戦略を立てられます。だから、先進国は国内が不景気であっても、持てる資源を最大限に活用して量子コンピューターシステムを作り上げようとしている最中とみます。

これは、「核より強し」です。世界の軍拡は、脅しとしての「使えない核兵器」から、「瞬時に勝利する論理兵器」へと移り変わります。この論理兵器は、真の意味で最終兵器となることでしょう。なぜなら、人間の判断を必要としないからです。まだ、核の方が人間が関与する余地があったことになります。

「国勝って人絶滅す」。何億年後かに地殻変動で地表に現れた石に刻み込まれた文字。人がいない地上では、何の意味もなさないのです。


「最短運転ルート 『量子論』で探索」日経新聞(下記リンク参照)


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