指導部変容:消費こそが国力

世界の工場を "人質" にして世界と特に米国と交渉して生きた指導部。今度は、前より強力に巨大消費人口を "人質" にして世界と交渉することになると妄想しています。

米国は大消費地を求めています。インドもそのターゲットでしょう。けれども中間層が厚くなりつつある中国の比ではない。そう思っているけれど、中国のなりふり構わぬ技術大国化・軍事大国化に警戒を緩めるわけにはいかないのです。

そこへ欧州勢が同じく大量消費地を求めてアジアを重視する。

ユーラシア大陸の西と東を結べば、古(いにしえ)の大貿易圏が再興する。そのイメージは関係する国々の庶民も容易く描ける "大空間" となります。「儲けられる時代:ユーラシア」の住人として以前にもまして活発に行動します(ただし、西側に与する国々は「一帯一路」とは言わない・言えない。あたらしい表現で東西で古を彩るのです)。

その活発化する貿易シミュレーションを行うべく "ゼロコロナ撤廃・感染拡大でどれくらい中国人民は耐え抜けるか" を探知しようとしている、そんな風に妄想してみました。つまり、人流が今まで以上に活発になれば疫病も広がりやすくなります。今度のゼロコロナ撤廃で中国人民が自主防衛策をどのように発展させ身に着けたか、そこを見ているのだろうと思うのです。

なにがあっても中国人民は "崩れない"。力強く "巨大消費国の人民" として生き抜く。その確信を得るための "ゼロコロナ撤廃"。

西側諸国が思うより計算された政策が実行されている。巨大化し強国化していく。西側諸国:過去の栄光にノスタルジックに浸り "酒とバラの日々" を送る、そんな悠長はもう許されないのだろうと思った次第。



#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?