呪文を唱える政治、経済は淡々と成長する・・・かな

共産党指導も人権重視も専制主義も民主主義も、"呪文" として聞き流し、科学技術の発展を経済に組み込みながら、ニンゲンの欲するモノ・カネ・トキ・ココロを満足させて行く。

呪文(コトバンク参照):神秘的、呪術的な効果をもつと信じられていることば。たいてい定型化されており、これを唱えることによって幸運、幸福を招いたり、災禍を防ぐことができると考えられている。ときには敵に病気や死などの不幸を与えるために使われる。
呪術(コトバンク参照):超自然的な存在に訴えることによって、病気治療、降雨、豊作、豊漁などの望ましいことの実現を目ざした行為。

呪文と政治。なんだか、相性がいい。超自然で超人的な "なにか" によって幸福を分配できる。その役割が政治であり、行動する人が政治家・・・となっているかな。

経済は現実を追う。叶えるべき現実を追う。科学技術は証明することに注力する。宇宙を証明し、ニンゲンの欲する根源を証明し、できることを証明する。だから、超自然や超人とは溶け合わない。

だが、互いに必要としている。方や幸福の分配、方や現実の利益。互いに依存しながら、不可欠な関係を続ける。

米中にせよ、大露西亜対大欧州にせよ、互いに不可欠な存在である認識は一致している。戦争や対立で、自身を際立たせる "瀬戸際外交" 諸国も、一国では成り立たない。不可欠な存在を求めてやまない。「あぶねぇやつだぞ!こっちむけ!」であるが、振り向かない周辺にいら立ちを募らせる。

超自然な超人的な「いがみ合い」を仕掛ける政治。現実を追求し欲望を証明し利益をむしり取るモノが勝ち残る経済。

いがみ合っても利益をむしり取っても、不可欠な存在同士だから、互いに "究極の消滅" には向かわない。黄泉の国から見えるのは、同じ道を歩いている姿だ。

2023年以降は、呪文を唱えあっていがみ合う政治と、淡々と利益を追う経済が、手に手を取り合って未来へ進む姿があるのでしょう。世界が平和でありますように・・・あっ、年末までまだありますね、激変しないことを祈りつつ。

#日経COMEMO #NIKKEI

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