誰かの 裏庭 で起こっていること

人口減の自治体のローカル線で保安員がいない時間帯(規則で定められている?)に視覚の不自由な人がホームから転落し這い上がろうとしているところに特急が来て亡くなった。

原発の電力を必要とする都市から遠いところに補助金を積み込んで原発を設置する。

ゴミを多く輩出する都市から離れたところでごみ処理場を建設する。

国境に近い離島で(敵国に狙われやすい)軍事基地をつくる。国と経済都市を守るために主要な場所から離れたところに軍事基地をつくる。

これらは、直接的には何もつながらない。でも、つながっている。「自身に関係ないところで行われていること」。

経済が活発に動いているところには「嫌なコト、負担したくないコト、見たくないコト、知りたくないコト・・・」と思うことそれに伴って主張することは当たり前にある。「この地区が止まれば国全体が止まってしまうから」、そう理由をつけるのだろう。

ならば止まってしまいそうなところに住む人は、止まらぬ都市へ移動するべきだ。止まらぬところにいる人々は歓迎し受け入れるべきだ。そしてそれを負担すべきだ。それが唯一の方策だ。「"面倒なこと" が自身に降りかかってくるのは嫌だ」という主張をするのであれば。

※記事抜粋
「・・・英語でニンビー(NIMBY)という。ノット・イン・マイ・バックヤード、うちの裏庭はイヤという意味だ。たとえばゴミ処理場の建設予定地で、悪臭や騒音などを懸念し、反対する住民の心境をさす。必要なのはわかる。でも造るならよそで。そんな気持ち・・・」

因みに(以降、コトバンク参照・抜粋)
不自由:自由でないこと。思うままにならないこと。不便であること。また、そのさま。
不随:からだなどが思うように動かないこと。
不如意:経済的に苦しいこと。また、そのさま。
事欠く:物が不足する。なくて不自由する。他に適当なことがあるのに、よりによってわざわざそんなことをする。→せざるを得ない

#日経COMEMO #NIKKEI

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